日本から直行便が飛んでいないこともあり、知名度はかなり低いと思うんですが
ウェールズのカーディフには国際空港があります。
とはいえ、国際線の路線はヨーロッパ内がほとんどなんですけどね…。
アタシは、いつもヒースロー空港からイギリスに入国するんですが、
昨年11月に初めてこのカーディフ空港を利用する機会がありました。
All Blacks戦を観戦後(
こちら☆)、カーディフからKLMでオランダのアムステルダムに飛び
日本からやってきたSprongboksファンのNちゃんと合流してオランダとベルギーを周遊、
オランダのアムステルダムから再びカーディフに戻って、週末の対Springboks戦を観戦する
という日程でした。
ヒースロー空港とは比較にならない程にこじんまりとしたカーディフ空港の入国審査エリアには
海外からの訪問者用のブースは一つしかありません。
しかも、一人一人への質問と審査の時間がとても長い。
このブースへ先に行ったのはNちゃん。
英会話はどちらかというと苦手、でも年に何度も海外旅行に出かけるNちゃんのこと。
入国審査も手慣れたもの、問題なくすぐに通過するだろうと思っていたんですけど
身振り手振りで何かを一生懸命話すNちゃんの後ろ姿とは裏腹に
審査官の男性の表情がどんどん曇っていくではありませんか。
さらには別の審査官の男性までブースに入ってきて、なんだか怪しい雲行き…。
そんな時に後ろを向いてアタシを指差したNちゃん、そしてアタシを手招きする入国審査官。。。
Nちゃんが「自分は日本在住の日本人。香港経由の乗継便の飛行機でオランダに行き、
オランダとベルギーを周遊してからカーディフにやってきた。」と言いたかったのが
「自分はオランダに住んでいる日本人。」と間違って入国審査官に伝わってしまったのが事の発端でした。
旅の日程等の事情を説明し、その部分はクリアになったものの
カーディフの滞在期間やホテルの予約を証明するバウチャーの提示など、事細かい質問が続きました。
そして、「カーディフ訪問の目的は?」の質問に
「ラグビーを見に来たんです。明日はウェールズ対南アフリカ戦をミレニアムスタジアムで観戦するんです。
もちろんウェールズ代表の応援にね!」
(↑最後の部分はリップサービスですけど…。)
と答えた瞬間、それまでこわーい顔をしていた入国審査官のオジサマ二人の表情が急変、
それはそれは嬉しそうなニコニコ顔になった瞬間は今でも忘れることができません。
「へー、ラグビー好きなの?」と、これはもう職務質問じゃなくて個人的な質問???
「アタシは、先週末のAll Blacks戦もミレニアムスタジアムで見ましたよ。惜しい試合でしたよね~。」
と付け足したアタシ。
そこからは入国審査なんだか、ラグビー好き同士の雑談なんだか区別がつかないような会話を交わし
アタシ達は無事に入国審査を通過したのでした。
今年9月のワールドカップでは、ミレニアムスタジアムも試合会場になっていますから
このカーディフ空港を利用するラグビーファンも沢山いるんでしょうね。
ちなみにこの空港、免税店とは名ばかりの「売店」がいくつかあります。
でもこうしてラグビーグッズを置くのはさすがウェールズだなーと。
品ぞろえは豊富とは言えませんが、ウェールズでのラグビー人気を感じます。
一番多かったのは、ワールドカップのウェア類。
それ以外にはCardiff Bluesのジャージーや
Shane WilliamsがプレーしていたOspreysのジャージーもありました。
ScarletsとNewport Gwent Dragonsのジャージーがなかったのはなんでだろう???
OMK;All Blacksも「カーディフの訪問目的は?」って聞かれたのかしら???
あ、エジンバラからの国内線だったから入国審査はないか…。
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