2012年5月23日水曜日

日本での二年は人生観が変わる程有意義な時間だった by Tamati Ellison。

昨日は、トップリーグで応援していたTamati Ellisonが、ラグビー選手としての日本での生活に苦言を呈したことにショックを受けていたアタシ。
でも、もしかしたら、これって報道記事の書き方の問題なのかも???と、気を取り直しつつあるまーこ。です。 
(3news.co.nz 2012/05/22)

昨日目にして凹んだ報道記事とほぼ同じ時間に発表されていたこちらの報道は、内容が重なる部分もありますけど、もっとポジティブな目線で書かれていたので一安心。

日本で過ごした2年は、ラグビー選手として、また一人の人間として自身の人生観そのものが変わってしまうほど大いに役に立った時間だったのだそう。

経済的に得たもの以上に、単に母国を離れるということでラグビーや日々の生活への感謝の気持ちを覚え、価値観に変化があったのは明らかだと思う、とコメントしているそうです。

今のSuper Rugbyでの活躍ぶりを見れば、日本でプレーしたことによって彼の選手としてのスキルレベルが下がったということは全くない、とも書かれています。

これはアタシの勝手な予想ですが、Tamati Ellisonにとっては、日本で苦しいことがたくさんあったのも事実なのでしょう。でも、日本がイヤで母国に帰りたくなった、というようなネガティブな意味ではなく、自分自身にとって本当に大切なものが何なのかを見出すきっかけとなった、ということなんだろうな、と。

だから、昨日は「あー、Tamati Ellison、実は日本も日本人も大嫌いになって帰国しちゃったのかなぁ。」と思ってみたり、今回の報道で、彼のことを「なんだアイツは!(怒)」なんて思ってしまう日本人のファンや関係者の方がいたらいやだなぁ…、と気が咎めていました。

「Hosea Gearとは日本に関する一般論的なことを話しただけ、とTamati Ellisonは言っている。」とも書かれているので、うーん、まぁ、どっちの報道記事も間違ってはいないのでしょうけど、インタビューした側の受け取り方の違いなのかもしれません。

「ま、いろいろあったけど、日本も悪いことばかりじゃなかったな。」と思ってくれる日が来てくれることを願ってやまない、と昨日ブログに書きましたけど、もうとっくにTamati Ellisonはそう思っていてくれてるんですね。

よかった、よかった。

Hosea Gearは、東芝入りを取りやめたそうですよね。

まだまだ現役で何年も頑張ってくれるでしょうから、こちらもAll Blacks復帰を目指して頑張ってほしいです。
日本で首をながーくして待ってまーす。


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2 件のコメント:

けい さんのコメント...

久々に投稿します。

残念ながら、今の日本の現状では、言い方悪いですが『小遣い稼ぎ』を行う場、というのが適当ではないか、と思います。

日本国内で見る限り、一部の選手を除き、今までテストマッチ等で見ていて感じていた、「プレーへの本気度」がどうしても伝わってこないのです。(テストマッチとTOPリーグを同列に論じてはいけないのかもしれませんが)
やはりレベルは違うのだと思います。

T.エリソンが来日したのは、NZ代表になるかならないかをウロウロしていた頃の筈で、来日には相当葛藤があったと思うのです。NZ代表になるには自国にいなければならないわけですし、日本に行く、ということは、自国でのW杯出場を諦める、という事も意味するわけですから。

恐らくですが、来日してからも、日本のレベル、日本の生活、自分の年齢、等々、葛藤が続いていた事も容易に想像できます。

ですので、昨日のブログの内容も、「そう思われても仕方ないよな。特にこれからの選手にとっては」、と感じました。

また、今回のブログの内容のように思っている事も事実だと思います。(言い方を変えているだけだよね、という面もありますが^^;)

日本人の一人として、来日する全ての人達に、「恨み節」だけではなく、「日本での生活がいい経験になった」、とも思われたいものですね。

まーこ。 さんのコメント...

けいさん、とってもご無沙汰しています。やっぱり見る人が見れば、プレーの本気度が違うとかわかっちゃうものなんですかね。

Tamati Ellisonは、そうでした。2009年のAll Blacksのスコッドに選ばれて北半球遠征にも帯同してました。(東京のブレスロは出場し間瀬でしたね。)でキャップ1を獲得したところで「まだ26歳の若さでAll Backs入りを断念&格下の日本のクラブチームへ」みたいな感じでニュースになっていたことを今でも覚えています。

昨日ブログに書いたことも今日書いたことも、ま、けいさんがおっしゃるとおり言い方を変えてるだけ、もしくは記者さんが書き方を変えてるだけかもしれないんですけど、両方の原文を読んだ時に、アタシは両極端だなぁと思ったわけです。自身の日本での経験を、日本行きを検討している選手の方々に伝えてくれるのは正直ベースでどんどんしてくれていいと思います。いいところも悪いところも。

ただ、おっしゃるとおり、日本人としては「恨み節」だけが独り歩きしてしまうような報道を目にすると淋しいですね。彼らが日本を去る時に、アタシ達も「来てくれてありがとう。また来てね」という思いで送り出したいですから。