2013年2月10日日曜日

三菱重工相模原ダイナボアーズの最終決戦を花園で(後篇)。

2点のリードをさらに広げたい三菱重工相模原と逆転を狙うNTTドコモ。


後半、三菱重工相模原のペナルティーゴールによる得点チャンスは


ボールがゴールポストに当たるアンラッキー。


最初の得点は、NTTドコモの逆転トライでした。



コンバージョンも決まってNTTドコモが19-4と5点のリードとなりました。


そろそろ出番?



後半20分を過ぎたところでMils Muliainaはベンチに下がりました。



俊足を活かしたラン&トライ、見れませんでした。残念。


そして、一緒に交代したのはソックスがこんなに下がっちゃっていた箕内選手。



なんと、流血大事件。。。



代わって入ったのは、Ma'a Nonu!!! (いえ、ロコツイ・シュウペリ選手です。)



Mils Muliainaがベンチに下がってから数分後。


待ちに待ったShane Williamsのトライが決まりました。


これぞ伝家の宝刀。


NTTドコモの選手、数人の間を鮮やかにするりと抜け、一気にゴールラインを越えていきました。


Shane Williamsが通り抜けた後には、タックルが間に合わず


腹這いになったまま悔しがるNTTドコモの選手が一体何人いたことか…。


この時のものとは異なりますが、こちらでどうぞ雰囲気を。



コンバージョンも決まって、三菱重工相模原が再び逆転、21-19。


この試合は、最初から三菱重工相模原がガンガン攻め


相手の攻撃もガッチリ抑えていたという印象なのですが


ここからNTTドコモの凄まじい猛攻の連続となりました。


ベンチから身を乗り出したTom DonnellyとDave Walderの視線の先には、



大ピンチ…。



とうとう残り5分を切ったところでNTTドコモが左端ギリギリのところにトライ。


ちょうど三菱重工相模原のサポーターが陣取っていたメインスタンドとは反対側、


NTTドコモの大応援団のバックスタンドの目の前でのトライだったので


スタジアムの中を大歓声と悲鳴が交錯した瞬間でした。


残り2分、とにかくトライが欲しい。



アタシ達のすぐ側には、出番の無かった控え選手の皆さんが座っていましたが


全員総立ち&ボディーランゲージと大きな声で


「右、右、右~っ!!!!!」


と、相手のディフェンスが手薄になっているサイドへのパスを促す姿がとても印象的でした。


皆さん、スーツ姿であっても、頭や心の中ではジャージーを着て


ピッチにいる他の選手と一緒に戦っているんだなと思った瞬間でした。



しかし、無情にも試合終了を告げたのは三菱重工相模原のノックオン。



Shane Williamsの天を仰ぐ様子がはっきりとわかりました。





トップリーグ昇格ならず。



シーズン当初、Shane WilliamsとTom DonnellyとDave Walderが目当てで見始めた


三菱重工相模原ダイナボアーズの試合の数々。


 
お目当ての選手の活躍する姿が見れたのはもちろんのこと、


チームのホスピタリティや応援するサポーターの方々の姿に魅かれ


なんとかトップリーグに昇格してほしいと応援していました。




結果的にこの試合に出番の無かったTom Donnellyは、


円陣の中で身振り手振りをいれながら何かを一生懸命話していました。


隣にいる久門通訳、大号泣。


アタシとしては、ただただ悔しい。


NTTドコモレッドハリケーンズは、トップリーグ残留が決まりました。




明暗が分かれたこの二人。



二人とも、いつもに比べて頭を低く下げていた気がします。



「SAYONARA」って意味じゃないですよね???




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