2011年の来日と共に始まった、三菱重工相模原ダイナボアーズのDave Walderのコラム。毎回楽しみにしていたのですが、2012年5月を最後にずっと更新がありませんでした。2013年に入り、ひさーしぶりの更新があったと思ったらなんともショッキングな内容でした。(2013/01/02 www.skysports.com)タイトルからして「ヘンだけどホントの話」と…。「it appears Japanese rugby is ruled by a different set of laws from anywhereelse playing the sport in the world.」「日本のラグビーは、このスポーツが普及している世界中のどの国とも異なる規範が適用されているようだ。」 って・・・。でも、彼が挙げた例を読むと「確かにヘンかも…。」とラグビーボールをもったことのないアタシでも思えるものでした。例えば。「ソックスは上まであげて履き、ジャージーは短パンの中に入れなければならない。これを破った場合、レフリーがどういうペナルティーが課すのかは知らないけれど、実際にShane Williamsはデビュー戦で肩を叩かれてソックスに関する注意を受けた。」はい、証拠写真。9月8日の横河武蔵野アトラスターズとの試合が行われた時はこうでした。1月20日の福岡でのトップチャレンジの最終戦の時は、というと。あー、膝までちゃんと上げて履いてる~っ。その前の週の1月12日の花園はこんな感じでした。All BlacksのBen & OwenのFlanks兄弟とか、濠太剌利のJames O'connerとかいつもすっごい下まで下げて履いてますよねぇ…。
(2011年9月のワールドカップにて撮影) グローバルルールだったら、「ソックスは履いてさえいればいい。」ってことなんでしょうか?ただ、これよりも「なんじゃそりゃ。」とアタシが思ったのは「芝生を守るために、試合中にスポーツドリンクを飲むのはダメ、水のみ可。」というもの。これは強制されているものではないものの「出場チームへの理解を求める。」ということで、それって受け入れざるをえませんね。ウォーターブレイクの時に、マウスピースをスポーツドリンクで洗ったりしたら芝生にスポーツドリンクがかかってしまい悪影響を及ぼすので(塩分が含まれてるから芝生が枯れちゃうとか?)水しかピッチに持ち込んではいけない、ってことですよね??????また、試合中、いつ、どの場所で水を飲んでいいか、というのもいろいろとお決まりがあるんだそう。選手のパフォーマンスよりも芝生の方が大事?でもって、都内の某ラグビー場の芝生の状態はあんなですもんね…。なんだか本末転倒というか、やり方が間違ってる気がします。他にも「キックオフの前のウォーミングアップで、ピッチに入っていいのは15分のみ。それ以外の時間、つまりウォーミングアップのほとんどは、スタジアムに併設されているテニスコートや陸上競技用のトラックでしなければならない。試合開始から終了までの80分間を通じて芝生の状態をキープするため、というのが理由だそうだが、これによってどんなメリットがあるのか理解できない。2019年のワールドカップの決勝戦、選手達にとって人生で最も重要な試合になるであろうビッグマッチのウォーミングアップを、人工芝で覆われた3面のテニスコートを対戦チームとシェアし互いにほんの数メートルしか離れていないところでしなければならない…、といったことが起きることが想像できる。」って、どう考えても都内のあそこのラグビー場のことですよねぇ…。まぁ、2019年のワールドカップに向けては、新しいスタジアムの建設が決まりましたからあのラグビー場で決勝戦が行われることはないとは思いますけど、新しいスタジアムにはウォーミングアップ専用のエリアとか作られるんですかね?確かに、Super Rugbyをはじめとする海外ラグビーの試合を見ていて陸上競技場のトラックに囲まれた試合会場なんてないですもんね。。。ラフプレーを避けるために、試合前にレフリーが選手の爪やブーツのスタッドをチェックするっていうのも知りませんでした。あれだけ指先を使うスポーツなんだから、爪を伸ばす選手なんているはずないだろうに…と思うのは素人すぎですかねぇ。うーん、やっぱり日本がヘンなんでしょうね、きっと。日本人選手の皆さんはどう思っているんだろうか…。
2013年2月1日金曜日
日本のラグビーは摩訶不思議 by Dave Walder。
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4 件のコメント:
こんにちは。
ソックスとジャージに関しては昔からよく言われていました。
正直、ソックスは上まで上げて、ジャージはパンツの中にしまってやるのは当たり前だと思っていましたが、違うんですね。
私が高校生だった頃は、普段の練習から上記のスタイルでした。ソックスが下がっていたり、ジャージがズボンから出てると監督から「だらしない」と叱られました。
まあ、それなりに理由もありまして、昔は今と違って、芝のグラウンドは本当に少なく、(当時、ウチの地元の県大会は準決勝からしか芝のグラウンドでプレーできませんでした。)土のグラウンドが多かったので、ソックスは擦り傷等の予防、ジャージは今と違って綿製の厚手だったので、相手に掴まれやすいとの理由から、しまってプレーしてました。
爪や、スパイクのチェックも試合毎にレフェリーが必ず行っていましたよ。試合前、ドレスチェックで選手全員が横一列に並んで、レフェリーに手の甲とスパイクの裏を見せてました。
やすさん、日本人選手は学生さんたちを含め、ソックスを下げて履いているのを見たことがない気がします。
ルール上OKなのかどうかはわかりませんが、くしゅくしゅソックスみたいに履くのは決してステキには見えないので、ジャージーのサプライヤーがハイソックスとショートソックスの両方を作って、選手は好きな方を履けばいい、ってすればいいのになぁってずっと思ってました。でも、ソックスを下に下げたままでよくケガをしないなぁと思います。以前に友人の試合を見たときにハイソックスを履いていても膝したが擦り傷&アザだらけになっていて、改めてラグビーというスポーツの激しさを垣間見たことを覚えています。個人的にはハイソックスの方が好きですけどねー。
そういえば、レフリーの方は国内外問わず、必ずジャージーを短パンの中に入れてますね。
1990年代のイングランドのフランカーでマイク・ティーグって方がいたんですが、彼はソックスを小分けに折って下げてました。それが彼の代名詞みたいになってましたね。
以前、カンタベリーからショートソックスが売り出されてたんですが、あまり流行らずいつのまにか廃番になってましたね・・・
mohe a e さん、初めまして、ですね。それともお名前が文字化けしちゃったとか?
以前はショートソックスがあったんですね。でも確かに主流はハイソックスですし、少なくとも日本じゃ流行らないかもしれませんね…。でも海外だったらちょっとは需要がありそうな気がしますけど…。というか、このことを自分でブログに書いてからというもの、Six Nationsも試合よりも選手やレフリーの方の膝下ばかりが気になって仕方の無いアタシであります。
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