2013年4月1日月曜日

東京セブンズ、全45試合を秩父宮で。(後編)



大会二日目の日曜の朝は、雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気。


屋根のあるメインスタンドの自由席は、上の方からあっという間に埋まっていきました。


結果的に、ファンの願いが通じたのか、午前のうちに雨は上がり


午後には一瞬太陽が雲の合間から顔を出しそうになったときもありました。


それにしても、昨年も今年も、どうして3月の最終週の週末はこんなお天気なんでしょうね。


でも、このお天気以上に残念だったのは、プレーを楽しみにしていた各チームの注目選手が


次々に怪我で戦線離脱したこと。。。。。


All Blacks SevensのキャプテンDJ Forbsは、一日目の試合でもだんだん出番が少なくなっていき、

(大会一日目のウォーミングアップにて)


二日目は、とうとう練習にも参加せず、上着を着たままチームを見守っていました。


左ひざのテーピングがずっと気になっていたのですが、やっぱり調子がよくなかったのか、


はたまた試合で負傷してしまったのか・・・。


この背中、来年はもっと見れるといいなぁ。



余談ですが、All Blacks Sevensのウォーミングアップって、独特というかちょっと面白いんです。



ボール一つの周りに円陣を作り、一人の選手が声をかけながらぐるぐる回るのです。



そして中央に集合して手を合わせ



ハイ、終了。



途中でこんな動きが入ることもあります。



そのAll Blacks Sevensのこの日の初戦の相手は亜米利加でした。


彗星のごとく現れた亜米利加代表のCarlin Islesは、


陸上大国の亜米利加でオリンピック代表を目指していたほどの俊足の持ち主として


TOTAL RUGBYでも特集されてましたよね。


予選の対ケニア戦でトライを決めたりもしていたのですが、


このAll Blacks戦の途中でよろよろと倒れこみ、レフリーが試合を中断しました。



いったい何が起きたのかわからなかったのですが、


一人ではまともに立ち上がることもできない様子がはっきりとわかりました。



このまま抱えられるようにピッチを離れ、そのまま交代となりました。
 


英蘭が鮮やかなコバルトブルーのジャージーで登場した対ウェールズ戦では



Dan Nortonの惚れ惚れするようなラン&トライを見ることができたものの


 


アタシ達のちょうど目の前で、独走していたウェールズの選手がタックルを受けて転倒し、負傷。



倒れたまま動けなくなり、ストレッチャーで運ばれていくシーンも目にしました。


そういえば、Matt Turnerは最終戦で足首を痛め、テーピングで固定してプレーを続けてましたよね。




こちらは昨年の東京大会の優勝メンバーの一人、濠太剌利のJesse Parahi。



今年はキャプテンとしての出場でしたが


(昨年のキャプテンのEd Jenkinsは何処に?????)


大会一日目の試合で負傷し、その日の夕方には松葉杖をついていました。


昨日は普通に歩いていたものの、チームのウォーミングアップではボール拾い係に徹していました。

 
残念ながら、両チームのキャプテンが欠場となったこの試合では 



今大会のお気に入りの一人、Ben Lamに終始見とれていた次第。。。



とても21歳とは思えませんよねぇ・・・。



貫禄すら感じます。



あ、日本代表のことも忘れちゃいけませんね。



黒星のほうが多かったけれど、二日続けて勝利するところを目の前で見れたことは



ファンにとっては嬉しいことでした。


開催国が全敗&ビリだなんて、カッコ悪すぎる。。。



最終戦となった加奈陀戦は、ちょっと疲れちゃってましたかね。


Sean Dukeに独走&ハットトリックを決められてしまったような気がします。


長くもあっという間だった「ラグビーマラソン」の最後を締めくくる大一番はこのカード。



前日の寒さで風邪を引き、高熱を出してダウンしてしまったASAKOちゃんから


「これでAll Blacksが優勝したら生でHAKAが見れますね!!!」というメールが届き


バックスタンドに座っていたことを少し後悔したものの


(表彰台と衝立にさえぎられ、バックスタンドからは表彰式の様子は全く見えないのです。)



後半に逆転され、All Blacksは優勝ならず。。。。。



166cmのBranco Du Preezや175cmのCecil Africaを筆頭に


どちらかというと「”超”小柄な選手が多い」という印象のBlitzbokkeですが



いざ試合が始まれば、サイズのことなど全く感じさせない力強さを感じました。




キャプテンのFrankie Horne、見た目と声のギャップを感じるのはアタシだけ?????



あー、この掲示板でAll Blacks Sevensの生HAKAを見たかったです・・・。



去年は、表彰台の真後ろで花火が上がりましたが、今年はゴール裏のスタンドからでした。



45試合、ホントにあっという間でした。


さすがに全ての試合のことは覚えていませんが、このトライはどれもちゃんと記憶に残っています。



セブンズの醍醐味が充分に伝わってくる素晴らしいトライばかりですが、


一番を選ぶとしたら、うーん、亜米利加のZach Testかなぁ。



明日は、昨年の大会と比べてよかったと思うこと、改善してくれたらいいなと思うことを書く予定です。


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6 件のコメント:

いちはら さんのコメント...

まーこ。さん、こんにちは。私も、まーこ。さんと同じく2日間・全試合観戦しました。初日にハイネックにパーカーという出で立ちで震えが止まらなかったので、2日目はベンチコートを着込んでいきました。私が気になった選手は、南アフリカのセシルアフリカでサインと記念撮影をゲットできたので、とても満足しております。
それにしても、東京セブンズ は天候に恵まれませんね。

bowpa さんのコメント...


2日目だけ見に行きました。
それにしても春とは思えない寒さでしたね。
ABsは主力怪我人の為若手主体でしたね。
日本の成長度は各国に比べると厳しいですね。
毎度同じ課題の繰り返しですね。
それにしても観客数が寂しかったですね。
パンフも値段の割に中身が・・・。


くりこ さんのコメント...

去年、ベン・ラム君はセブンズが終わってから、Bluesに加入しましたから、このシリーズが終わったらまたスーパーラグビーかもね。
エドジェンキンスはどうしたんでしょうね。セブンズのメンバーではありますが、東京へは派遣されなかった。怪我かなぁ・・・
こちらのTVの方は豪中心の編成(ま、当たり前か)
みなさん寒かったとおっしゃいますが、早く咲いた桜が持ったのではありませんか?メンバー表のバックが遠景の桜で、ジャパ~ン チェリーブロッサムという雰囲気がとてもいいですよ~

まーこ。 さんのコメント...

いちはらさん、アタシも一日目は軽装でスタジアムに行き、夕方からは膝かけにくるまって寒さをしのぎました。やっぱり防寒対策は必須ですよね。コスプレしていた人たちは寒くなかったんでしょうか…。お気に入りの選手のサインと写真がゲットできてよかったですね。アタシは英蘭とAll Blacks Sevensの選手と写真を撮ってもらい、ハッピーです。

まーこ。 さんのコメント...

bowpaさん、ホントに寒かったですね。でも火曜と水曜の雨の中、会社に行く途中に「セブンズはこの天気じゃなくてよかった」って思いました。
日本代表ね、勝ったのはよかったですが、負けた試合はちょっと実力差が如実に現れたような気がしました。せめてコアチームに入れるようにならないと。。。

まーこ。 さんのコメント...

くりこさん、そうですね、Ben LamはBluesに所属してるんですよね。そのうちテレビで見れるかなぁ。(今シーズンも日本では、毎節4試合しか放送されません)
サクラはキレイでしたよ。
でも、火曜と水曜の雨と風ですっかり散ってしまいました。半分くらい残っている木もありますが、すっかり葉桜になってしまった木もたくさん。
海外から来た選手がサクラを楽しんでくれていればよいのですが。
ちなみに、メンバー表は会場ではゲットできなかったのでとっても不満なアタシです。