※只今、読者アンケート実施中(一問のみ)。左のサイドバーにあります。愛蘭と英吉利滞在中、インターネットから遠ざかっていたこともあってすっかり見逃していたのですが前々からの噂通り(こちら☆)、Andrew Horeは11月24日の対愛蘭戦を最後に現役を引退したんですね。
(11月24日の対愛蘭戦にて撮影) 「もう二度とAll Blacksのジャージーに袖を通すことはないと思う。充分にやり切った。
故郷に帰って、第二の人生、農業でいいスタートを切りたいね。」と欧羅巴遠征から帰国したばかりの27日朝(現地時間)、オークランド空港で取材陣に答えたそう。いろいろな報道の見出しを見たときは「Andrew Hore、国際舞台から引退へ。」というようなタイトルがほとんどだったので、選手生活は続けるのかと思ったのですが現役生活そのものにピリオドを打ったんですね。11月24日の愛蘭戦は、スタメン出場で後半にDane Colesと交代したのですが試合後のインタビューでも「来年からは農業をやるんだ。今日は自分にとって最後の試合だから本当に特別だった。そのうち、麦酒片手に『いい選手生活だったな。』っていろんなことを思い出すだろうね。」って言ってました。でもホントは、試合前からいろんな思いが頭の中を巡っていたんじゃないでしょうか。試合前から表情がなんだか硬かったですもの、とっても。足かけ11年で83キャップ。今回の一連の引退報道で初めて知ったんですけど、彼っていわゆる「遅咲き」の苦労人だったんですね。(2013/11/27 http://www.nzherald.co.nz)All Blacks初キャップは2002年の24歳のときで、なんともほろ苦い黒星デビュー。倫敦のTwickenhamで対戦した英蘭代表に31-28と惜敗だったそうです。翌2003年は代表選考から漏れ、2004年~2007年にかけては激しいポジション争いの中でベンチを温めることが多かったのだとか。実際に、最初の25キャップのうちの18キャップは途中出場だったのだそう。2006年、HOとして初めてSuper Rugbyで一試合で三トライを決めるハットトリックを達成し、この年、所属していたHurricanesは決勝で十字軍ことCrusadersに破れるもののHurricanesがSuper Rugbyで決勝まで進んだのは後にも先にもこの一回限り。30歳となった2008年に、Super Rugbyの最優秀選手及び新西蘭の年間最優秀選手に選出。2011年のワールドカップでは、プールマッチの対加奈陀戦でキャプテンとして勝利に貢献。All Blacksの選手と言えば、国際舞台を引退後、欧羅巴や日本に活躍の場を移し…というのがもはや「既定路線」と言っても過言ではないですよね。Andrew HoreのようにAll Blacks卒業と共に現役生活を終える選手を見たのはアタシがAll Blacksを応援するようになってから初めてのことのような気がします。本当に「完全燃焼した。」という思いがあるのかもしれませんね。11月1日に渋谷のイベントにも参加してましたけど(こちら☆)All Blacksのウェアに身を包んだAndrew Horeとは、もう二度と写真を撮る機会はないわけで本当に貴重な写真撮影会となりましたね。自分がラグビーを見始めたころから活躍していた選手がこうして一人、また一人と去っていくのは、その日が誰にでも必ず来るとわかっていても淋しい気持ちになります。最後のジャージー姿を目の前で見れたこと、忘れずにいようと思います。
2013年12月13日金曜日
「来年からはAll Blacksじゃなくて農業やります。」 by Andrew Hore
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