約2週間ほど前に開催されたWorld Club 10'sに続き今度は11月にMaori All BlacksがシンガポールでAsia Pacific Dragonsと対戦することが正式に発表になりましたよね。いずれも、試合会場は今年の6月下旬にオープンしたばかりの新しいナショナルスタジアムです。実は、今年のGWと6月にシンガポールに行く機会があり、このスタジアムの真横をタクシーで通過しました。この時はまだオープン前で建設工事の最終段階。走行中の車の中からでは写真は取れなかったんですが大きなドーム型のスタジアムは遠くからでも一目瞭然の大迫力でした。新しいスタジアムは、「Sports Hub(スポーツハブ)」と呼ばれる総合スポーツ施設の中にあります。ちょうどGWに現地在住の元ラガーマンのお友達と会った時にこのスタジアムの話題になりました。収容人員は55,000人で、ドームの屋根は全天候対応の開閉式、シンガポールの亜熱帯気候を考慮した空調設備も整っていて芝生はロンドンのウェンブリースタジアムやトゥイッケナムスタジアム等世界の名立たるスタジアムで導入されている「Desso Grassmaster」を採用(あ、このことはまた別の機会で書こうと思ってます…。)、なんていうのはまだまだ序の口。「世界で唯一」の機能として、なんとスタジアムの下段の客席が可動式で「サッカー&ラグビーモード」「クリケットモード」「陸上モード」と使用されるピッチの形状によって客席の位置を三種類に変えることができるんですって。検索してみたら、詳しくレポートしている日本語の記事がありました。(こちら☆)日本国内だと、陸上トラックの内側にサッカーやラグビーのグランドがあって…ってこと、多いですよね。秩父宮や花園のようなラグビー専用競技場に比べると選手がとおーーーーくに感じられて試合が見づらく感じられるのはもちろんのこと、ゴール裏のエリアがとんでもなく狭くて、選手の怪我が心配になってしまうスタジアムもありますもんね。このピッカピカのスタジアムだったら、ラグビーも見やすいかも?????ただ、現地のお友達の意見はちょっと冷ややかなものでした。シンガポールは決してスポーツ大国とは言い難く、特にラグビーは現地在住の欧米人の間では人気があるものの、地元の人たちの間での知名度はゼロ。さらに追い打ちをかけるのが、ウィンタースポーツのラグビーには全く不向きな亜熱帯の気候。朝目が覚めれば外は既に25度、日中の最高気温は35度前後、夜もいわゆる「熱帯夜」が続くわけです。(ちなみにサッカーはそれなりに人気があるそうです。)「新スタジアムのこけら落としとして6月末にクラブチームの世界大会があるけど55,000の収容人数に対して、実際に試合観戦に来るのはせいぜい5千人くらいだと思うよ。この国でこんな豪華な設備のスポーツ施設を作っても、結局は宝の持ち腐れになるんじゃないか?」というのが彼の意見でした。確かに、World Club 10'sの観客席はガラガラでしたね…。でも、そう遠くないうちに東京セブンズがシンガポールセブンズになっちゃったらどうしよう…。。。日本でも、こういうスタジアムがあったら試合観戦がもっと楽しくなるんですけどねぇ。うーん、思い浮かぶのは神戸のノエビアスタジアムくらい???
2014年7月8日火曜日
シンガポールの新しいスタジアムの「世界でここだけ」の機能とは。
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2 件のコメント:
こんにちは。
去年9月この周辺工事してるのを
ハイウェイから見ましたがこれ建設
してたんですね。
凄いスタジアムですね。
確かにこの国はラグビーのラの字も
ありませんね。確か某コンビニ社長は、シンガポール代表になったことあるとか。
サッカーもスポーツ店や本屋覗いても
欧州リーグ絡みのしかないですね。
リーグカップ戦観戦しても100人前後。
ただMaori戦は見に行けるものならみたいですね。
bowpaさん、ちょっとお久しぶりですね。
アタシのシンガポールの友達の同僚(ニュージーランド人)もシンガポールで仕事をしていた時はラグビーのシンガポール代表だったそうです。現在は仕事の都合で別の国に転勤してしまったそうなんですが。
新しいスタジアムっていいですよね。ただ気になるのは空調…。ウィンタースポーツであるラグビーをするのに充分な「冷気」を出してくれるんですかねぇ…。
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