「今年のワールドカップに出場するのが僕の目標。」 by Hosea Gear

今週の月曜は、二日連続で秩父宮に行ってきました。

その第一試合は、アタシがずーっとずーっとずーーーーーっと楽しみにしていた選手が登場。

はい、ホンダヒートに所属するHosea Gear。

2008年にAll Blacksデビュー、2012年までに14試合に出場。

でもアタシ、これまで一度も彼のプレーを目の前で見たことがなかったんです。

お兄ちゃんのRico Gearは今はどこで何をしてるんでしょうかね…。

ゴール裏でその瞬間を待つこと14分。

ホンダヒート v　釜石シーウェイブスの最初の得点は、ウィングで出場したHosea Gearのトライでした。

ゴールキッカーは同じくウィングのロマノ・レメキ。

 

セブンズの日本代表として昨年の東京セブンズで大ブレークした彼は

この試合で２トライを決める活躍を見せました。

圧巻だったのは、彼が決めた２本目のトライ。

ハーフウェイラインあたりから独走で、こんなポーズを見せる余裕すら見せていました。

そう言えば、Hosea Gearもセブンズの代表として活躍していた時期が長いですね。

セブンズの経験豊富な快足ウィングが二人揃っているってことかぁ…。

キックティーを使わずにコンバージョンを何本も決めてたのもセブンズ仕込み？？？

ホンダヒートの試合を観戦したのは、今季はこれが最初。

昨年秋にサントリーグラウンドで練習試合があったそうなんですが、アタシは行けなかったんです。

この黒地に赤い炎のジャージー、似合ってますよねぇ。

アタシが初めてそのプレーを見たHosea Gearの印象は、まさに「黒豹」。

Springboksのウィング、Brian Habanaは「チーター」って感じなんですけど

（実際にチーターと競争したことがありましたね、そう言えば。)

Hosea Gearは、その風貌とトライゲッターのウィングというポジションが、鋭い眼光で獲物を狙う黒豹に

マッチするような気がしたんです。

この精悍な顔つきは、まさに「マオリの戦士そのもの」とも言えますよね。

そして何より、プレー中の表情がホントに絵になるっっっっ。

写真の整理をしながら、思わずずーっと見惚れていたアタシでありました。

 

この試合、結果的には釜石シーウェイブスが完封負けを喫したのですが

積極的に攻めていたのは釜石シーウェイブスの方だった気がします。

ホンダヒートが掴んだチャンスは必ず得点につなげていたのに対し

釜石シーウェイブスは、攻めて攻めて攻めまくっても、どうしてもトライが取れなかった…というのが

ﾄﾞ素人的な感想です。 

ホンダヒート　５９　-　０　釜石シーウェイブス

Hosea Gearは後半の途中でベンチに下がりました。

これまでって、もっと短髪の印象が強いんですけど、髪の毛伸ばしてるんですかね？？？

日本で美容院や床屋さんでうまく説明できないから伸ばしっぱなし…なワケないですな。

試合中の「獲物を狙う」表情も、試合が終われば一変。

その後、写真を一緒に撮ってもらったんですが、優しい眼差しでまるで別人のようでした。

「(Chiefs加入により)あの漆黒のジャージーと今年のワールドカップ出場を目指すんですか？」

と恐れ多くも聞いてみたところ、一瞬照れくさそうな笑みを浮かべながら

「Yes, that's my goal.」としっかりとアタシと一緒にいたお友達の目を見て答えてくれました。

前回大会は、大会の途中で追加召集されながらも、結局ピッチに立つ機会がなかったんですよね。

Hosea Gearと言えば、やっぱりHaka。

今年のワールドカップ、スタジアムで彼のリードするHakaが見れたら最高なんだけどなー。

ちなみに、アタシが一番好きなのはAll BlacksのHakaのリードじゃなくて、こっちなんですよねぇ、実は…。