今日は、二人揃って大のラグビーファンのご夫婦と一緒に
国立競技場に日本選手権の決勝を観に行ってきました。
毎週のように試合会場に足を運んだ今シーズンも、とうとうこの試合を残すのみ。
国立競技場に来たのは、2009年10月のブレディスローカップ以来のことでした。
初めてラグビーの試合をスタジアム観戦した3年半前の日のことを
懐かしく思い出しながら会場へと向かいました。
頬を伝う風は冷たくも雲一つ無い晴天と青々とした芝生、
そして、14,000人を超えるサポーターでメインスタンド・バックスタンド共に
中央部分が埋まった観客席を目にした時は、
シーズンの最終戦にふさわしい熱戦が見れるに違いないと
ワクワクした気持ちで選手入場とキックオフを待ちました。
しかし、結果的に、スタジアム観戦を楽しむことができず
不快感だけを胸に会場を後にすることとなりました。
アタシ達が座った席のすぐ近くには、
たくさんのサインの入ったレプリカジャージーに身を包んだ
某チームの熱心なサポーターのグループが陣取っていたのですが、
試合開始早々に始めたのはレフリーや相手チームへの野次の連続。
「おい、麻生、お前ルール知ってるのかよ。」
「麻生、お前なんか辞めちまえ。」
「●●(←自分達の応援するチーム)、敵はXX(←対戦チーム)じゃないぞ!
あの白いジャージーを着てる奴が今日の敵だ!!!」
自分達の応援するチームが反則を取られれば、常に誤審だとレフリーを責め、
相手チームの反則があれば
「自分の着ているジャージーの色のカードをもらって出ていけ!」といった具合。
(どちらのチームも、反則時のカードの色のジャージーでしたものね。)
前半の40分ですっかり興醒めしてしまいました。
後半に入ると野次は減ったものの、
既に試合への興味を失いつつあったアタシは
写真を撮るのもやめ、ただただ無言で試合の行方を見守りました。
熱心なサポーターによる自分の応援するチームへの叱咤激励は
百歩譲って「愛情の裏返し」だとしても
レフリーへの「口撃」は、本当に聞くに堪えません。
観客席から罵声を浴びせたところでジャッジが覆るわけではないですし、
必死でプレーする選手にとっても、余計な雑音になっているのではないでしょうか。
試合は、選手やレフリーにとって「晴れ舞台」であり、そして「戦場」だと思うのです。
彼らの勝負に対する気迫や緊張感を肌で感じ、
ファインプレーに拍手を送り、
自分の応援するチームに一喜一憂しながら声援を送ることができるのが
スタジアム観戦の醍醐味だと思います。
それを全て台無しにしてしまう野次が、アタシは本当にキライです。
14 件のコメント:
こんばんは。
野次一つでも、思わず笑ってしまう野次もあれば、上記のように、選手ばかりか純粋にラグビーを楽しむ方たちにとっても非常に不快感を与える野次もあり、使い方によって大きく異なってきますよね。
(上記の野次はどこのサポーターなのか、大方予想できますが・・・)
私の中では、近鉄サポーターの野次がとてもユーモアに富んでいて良いですね。トップリーグチームのサポーターの中では一番だと思います。
小さいお子さんを連れて幹線に訪れている方もいるのに、相手チームを野次ったり、審判の判定に文句を言うのは、どうかと思いますね。
私の周りは、あるチームのサポーターが沢山いましたが、野次る声は聞こえませんでした。
野次るどころか、相手チームのゴールが成功すると拍手してました。
私の周りには、まーこ。さんの近くにいた不届者はおりませんでしたし、試合終了後サントリーの平選手にサインと記念撮影してもらいましたので、気持ちよく帰路につけました。
それは残念でした。せっかくのファイナルがだいなしでしたね
試合中、延々と知ったようなうんちくを大声でしゃべり続ける輩も不快ですが、もっとも癇に障るのはネガティブなヤジを飛ばし続ける輩だと思います。
特に判定とレフリーに対して。
今回は残念でしたが、不幸な事故にあったということで気持ちを切り替えて来シーズンに備えましょう。
来シーズンは前半にウェールズの来日というビッグイベントもありますし。
全く同感です。レフに対するヤジと贔屓チームの相手選手を罵倒する輩も許せません。
以前、某TLのファンの一団が自チームへの応援もそこそこに、ペナルティー取られたらレフへの罵倒の嵐。あまりにもひどいので「お前らレフェリーを見に来てんのか!!やかましい!!」と大声で一喝し睨みつけてやりました。期せずして周りから拍手もらいました(笑)
観戦を重ねると誰でも一度は経験する事ですね。
自分も、十数年前にやはり国立競技場で行われた某大学同士の俗に言う『伝統の一戦』をG裏で観戦した時に、野次は当然の事、PGの際にも「外せ~!」というコール(というか連呼)、等々観戦するに堪えない経験をしまして、それ以降、上京してまで学生の試合を見る事は無くなりました。
また、それ以来、観戦の際は、極力メインスタンドでするようになりました(メインだと、そういう事はないという事はないです。事実、隣の酔っ払いに絡まれた事もありますし・・・。他の場所に比べて、その率が少なくなる、という印象だけです)。
ただ、自分の経験上、日本国内で行われる試合で、国内チーム同士の試合よりも国際試合の方が、その頻度は少ないような気がします。
後ろ向きな発言ですが、残念ながらそういう輩は付き物と理解し、自己防衛するしかないのかな、と。
限られた余暇の中で楽しみにして来ているのですから、そういう嫌な思いは極力したくないですものね。
やすさん、今季、一度も近鉄の試合を見ることができませんでした…。わざとではなく、偶然にも日程上見る機会がなかったんです。
場を和ませるような野次ってホントに少ないですよね。自分の応援するチームにとっては笑いを誘う内容だとしても、相手チームの選手やサポーターにしてみれば不快な内容ってことも多々あるでしょうし。
いちはらさん、当初、どちらのチームのサポーターだったか書こうかとも思いましたが、必ずしもそのチームのサポーター全員がそのようなマナーで試合を観戦されていたわけではないと思うので、公表するのはやめました。
サインと写真ゲットできてよかったですね。私たちはとにかく一分でも早くその場を去りたいという気持ちが強く(寒かったし)、表彰式もほとんど見ずに会場を出てしまいました。
ライオンズさん、お久しぶりですね。ま、仕方がないです。近くに野次を飛ばす人が座っていたのは今回が初めてではありませんでした。まぁ運が悪かったと思うしかありませんね。
国内シーズンは終了しましたが、Super RugbyやSix Nationsと楽しみな試合が目白押しなので(&自宅でテレビ観戦なら嫌な思いはしないでしょうし)、少なくともラグビーが嫌いになることはないでしょう。セブンズやウェールズ来日も楽しみですよね。
しーてんさん、初めまして、ですよね?
今回、残念な思いをすることとなったサポーターがいたチームの試合は、トップリーグでも見たことがあるのですが、ちょうど今回同様に関東勢のチーム対関西勢のチームというカードのときに、「おい、白いの着てる奴!(←レフリーのこと)お前はいつも関●びいきなんだよ。えこひいきするな!」とか「●●は関東びいき、XXは関西びいき」とずーっと野次を飛ばしている人たちがすぐ後ろに座っていたことがありました。残念ですが、今後このチームの試合を見る時には、そのチームのサイドには座らないようにしようかと思います。
けいさん、確かに不届き者はどこにでもいますね。以前、トップリーグの試合をバックスタンドで見ていた時(今回の対戦カードのチームの試合ではありませんでしたが)すぐ後ろに座っていた女性ファンが相手チームの選手のことを「なんだあのチビ!」とか「おいデブの●番!」と形容し、かつ相手チームを罵倒するような言葉を連発していてビックリ&ガッカリしたことがあります。
酔っぱらいと言えば、これまた秩父宮のバックスタンドで酔っぱらいの外国人数人が卑猥な英単語を連発しながら(どうせわからないだろ?というような素振りで)Nonuガールズに絡んできたことがあり「ちょっと!アタシはアンタ達の汚い言葉は全部分かってるのよ、やかましい!」と言おうかどうしようか迷って結局言わなかった、ということがありました。
それってまるでラグビーリーグ(13人制)みたい。さそってくれた友人が、恐縮しちゃって、もう2度と誘いません。と言われました。(^^ゞ 野次っている人は、レフや選手も「人」であること、自分の周りにいる人を不快にさせていることに気がつかないんでしょうか。悲しいですね。
わかりますよ。楽しみな試合が台なしに
なってしまいますね。いやですけど私は
慣れてしまいましたが、かみさんは、今でもK大学の応援の見苦しさを言います。
「あのときよりましね」って。
たまたまだと思いますがそのヤジで喧嘩までおこったのです。私達それでその席を変えた程です。今になればいい、いや
いやな思い出です。(笑)
くりこさん、お久しぶりです。
ラグビーリーグってそんなに野次が酷いんですか?日本で一番強いチームを決める試合、つまり日本で一番目と二番目に強いチームの片方のチームのサポーターの集団が野次集団だった、というのがとても残念です。。。
ラグビートさん、大学の試合も結構スゴイんですよといろいろな方から聞きました。他のスポーツに比べればマシだという話もあるようですけれど、他よりマシだからよいというのではなく、ジェントルマンのスポーツであるラグビーを愛するファンも紳士淑女のマナーに則って試合観戦を楽しみたいですよね。
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