British & Irish Lionsの125年の歴史の中で、亜細亜での試合開催は今回が初めてのこと。Baa-Baasとの対戦も1977年以来のことだったんですよね。個人的には、ホントに行って良かったなぁと思っているんですけど。英吉利を中心とした報道記事を見ていると、この試合開催は「大失敗」または「失敗」と評されているものが多かったように思います。その理由は、チケット売れ行きが不振だったこととラグビーには全く不向きな天候。スタジアムへ向かう道のりは、とにかくBritish & Irish Lionsのレプリカジャージーを着たファンでごったがえしていたので、「もしかして満員?????」と思っていたんですけど。バックスタンドの埋まり具合は8割程度と言ったところでしょうか。セブンズでは、「仮装パーティーエリア」として入場を待つ人々の大行列ができることで知られるサウススタンドは、5割程度の入りでした。(ちなみにサウススタンドは全て自由席でした)アタシ達が座ったブロックも空席がちらほら…。2008年や2010年に香港で開催されたBledisloe Cupは値段の高さが話題となりましたが、今回もチケットの値段はほぼ同じだったと思います。アタシ達が座った席のチケット(ゴールドエリア)は、発券手数料を入れて約17,000円でした。そして何よりも、British & Irish Lionsが香港入りしてから連日のように「大問題」として報道されていたのが、高すぎる気温と湿度。上の写真は、5月29日時点の天気予報ですが、試合当日の最高気温は37度まで達し湿度も90%を超えていたようです。香港での初練習、あまりの暑さで体重が一気に3,4キロ落ちてしまった選手もいたそう。試合前半の時点で、もう「汗でびしょびしょ」ってなレベルを完全に通り超えてますよねぇ…。あ、もしかして短パンの汗、絞ってる?????前後半で、それぞれ2回ずつのウォーターブレイクが設けられたものの、それでも足りないくらいだったことでしょう。主審のSteve Walsh、なんだかお風呂上がりみたいです。。。。IRBでは、気温30度以上、または湿度60%以上の天候での試合開催は控えることを推奨している、と何かの記事で読みました。香港、完全にアウトですよねぇ。。。ピッチの土が水分を多く含んでいるので、選手の足腰への負担が高いのも問題だったとか。(2008年や2010年のBledisloe Cupでも同様の指摘があったとのこと。)後半に入ってからは、常に手を膝のあたりにつける姿を見せる選手や、肩で息をする選手が増えていきました。その中でも一番つらそうだったのは、この日、2トライをあげたAlex Cuthbert。トライを決めた瞬間は笑顔を見せるものの、すぐに大きく肩で息をして、ほぼ半べそ状態でした。後半のロスタイムにBritish & Irish Lionsの最後のトライが決まった瞬間にはその場に倒れこんでしまい、しばらく起き上がれないようでした。座って試合を見てるだけでも、全身の毛穴から汗が噴き出てくるような状況ではすべってハンドリングエラーが多く出たのも仕方がないと思います。ちょっとぶれちゃってますが、こちら、Owen Farrellがパスを失敗した瞬間です。「(汗で濡れたボールは)ヌルヌルした石鹸の塊みたいだった。」と言った選手もいたのだそう。次回の2017年のツアーでは、2019年のワールドカップを鑑みて日本で「British & Isih Lions 対 Asia Pacific Barbarians」なんぞをやってくれないかしらと思ったりしてるんですけど、ムリですかねぇ…。
2013年6月7日金曜日
British & Irish Lions v Barbariansの香港開催は大失敗?
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Barbarians,
British & Irish Lions
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6 件のコメント:
こんばんは。
日本開催実現するといいのですが、集客率の問題が出てくる様な気がします。
セブンスワールドシリーズは、どの会場も満員でしたが、東京セブンスは、6-7割の入りでしたからね。気候的には申し分ないと思いますが…。
ドリームチームをグランドに近い位置で目の当りにしたこと、羨ましい限りです。
写真を拝見し、改めてまさに正真正銘のドリームチームであること再認識しました。
そういう面では、バーバリアンズの方はハイネケンカップ、スーパー15等の絡みで、ライオンズ相手には少々寂しい面子だったかもしれません。
これで気候が良ければ、いうことなしだったんでしょうが、37度、湿度90%というのは驚きを超え、恐怖を感じさせるコンディションです
日本も梅雨に入りましたが、これに比べればはるかにましですね。
さて、ライオンズ、これからテストマッチメンバーに向け熾烈なセレクションが行われるんでしょうが、ワラビーズとの一戦、楽しみですね
こんばんは。
香港のこの気候は、選手たちにとって本当に、酷な環境でしたね。
経験上、これだけ湿度と気温が高いと、熱中症の危険性が高くなります。サウナの中でラグビーをやるようなものです。
今後の遠征に影響がなければ・・・と思います。
いちはらさん、今日の花園は満員でしたね。(アタシはテレビ観戦でしたけど)ってことは、潜在的にもラグビーファンはちゃんと日本にもいるってことですね。あ、でも海外ラグビーファンはまた別枠ですもんねぇ・・・。ついでにチケットの値段がゼロひとつ違いますし・・・。やっぱり難しいですかね、日本でLionsの試合を見るのは。。。
ライオンズさん、そうですね。Baa-Baasのメンバーは、個人的には去年の5月~6月に英蘭、愛蘭、ウェールズとの3連戦を戦ったメンバーの方が好きでした。日本でプレーするインターナショナルレベルの選手をもっとBaa-Baasに呼んでくれたらよかったのにな~と個人的に思った次第です。テストマッチは誰が先発するか楽しみですねー。
ライオンズさんは、香港に行けなくて残念でしたね。でもまだテストマッチのチケット、買えるみたいですよ。今からでも遅くはありません!!!(笑)
やすさん、今日はテレビで花園の試合を見て、インターネットでAll BlacksやLionsの試合を見たのですが、改めて「そーよね、ラグビーって寒いところでやるウィンタースポーツよね。」と思った次第です。Lionsはすでに負傷者が何人も出始めて心配ですね。(香港での暑さとは直接関係ないようですが。)
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