2013年9月25日水曜日

ラグビー博物館で学ぶ「ラグビージャージーの変遷史」(前篇)。



英蘭代表の新しいジャージーが賛否両論となってますけんど。


(個人的には、なんでソックスまでそんなに細かいシマシマにしちゃったのかと思ふ次第…。)


もしかして、Stuart Lancaster監督と赤薔薇のランカスター家をもじったシャレ???


なんて思った人も少なくなかったんじゃないかと…。


これで思い出したことがあります。




昨年6月にTwickenhamのスタジアム見学ツアーに参加した際に


隣接するラグビー博物館(Museum of Rugby)で「ラグビージャージーの変遷」をお勉強してきたのでした。



この展示が常設展だったのか、それとも特別展だったのかはわかりませんが


お宝グッズ満載のこの博物館の中でも、アタシ的にはとても興味深いものでした。



館内は、フラッシュを使用しなければ写真撮影OK。


こちらのジャージーは、1871年の英蘭代表対蘇格蘭代表の試合で、実際に着用された英蘭代表のもの。


つまり、今回ジャージーと共に発表された”1871”コレクションシリーズの原型なわけですね。


確かに、雰囲気は伝わってきますねー。



ラグビージャージーの特徴とも言えるチームのエンブレムは


今でこそジャージーにそのまま刺繍が施されている場合がほとんどですが


昔は、エンブレムが刺繍された布地(バッジ)を、選手達が自らジャージーに縫い付けていたんですって。



英蘭のエンブレムの薔薇のデザインが定型化されたのは1920年。


それまでは、各選手が自分で用意した薔薇のバッジを使っていたのだそう。



上の写真のエンブレムは、1936年の対新西蘭代表戦で2トライを挙げた


Alexander Obolensky選手(しかも王子!)のジャージーにつけられていたもの。


この試合、英蘭代表は対新西蘭戦で史上初の勝利をあげたのだそうですよ。


現在の英蘭代表のエンブレムは、1999年にRFUがデザインしたものなんですって。



ラグビージャージーと言えば、一昔前の「白襟」もその特徴の一つだと思っていたんですけど


100年以上前のジャージーは、襟がないですね…。

(1912年の仏蘭西代表のジャージー)


こちらは館内の別のコーナーに展示されていたAll Blacksのジャージーで


1905年頃のものだった気がします。



シダのマークは、この当時から変わってないんですねー。



長くなってきたので、続きは後ほど。


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