今回の試合観戦のプランニングを始めたのは、ちょうどBritish & Irish Lionsが濠太剌利に遠征していた今年の6月半ばのことでした。どうしても見たいと思ったのは、英蘭対新西蘭(11月16日)、愛蘭対新西蘭(11月24日)、ウェールズ対濠太剌利(11月30日)の三試合。その時点で、英蘭対新西蘭は、既に国内のクラブチームやサポーターズクラブを通じて完売となっておりン万円のホスピタリティチケットを除き、一般販売は一切無し。倫敦オフィスでよく試合観戦に行く同僚が所属するクラブチームを通じて探してくれたのですが2011年のワールドカップ優勝以来、2012年に唯一All Blacksが黒星を喫したこのカードの人気は凄まじくどうにも手に入れることができませんでした。愛蘭対新西蘭は、クラブチームやサポーターズクラブを通じた優先販売のみでIRFUのサイトでは購入不可。代わりにTicketmasterのサイトを見たところ、チケット販売のページはあるものの残席はゼロ。それでも、ページが存在するということは、もしかしたらサポータズクラブ販売分や招待券、宿泊パッケージの付いたツアー用のチケットの余りがそのうち販売されるかもしれないと思い毎日何度もサイトをチェックしていました。それからしばらくして、ある日突然チケットの残席が表示され、無事に購入することができました。この時点で、ウェールズ対濠太剌利はまだ販売開始前でした。Ticketmasterが運営するサイトは、言語は英語のみですが、とにかく見やすくて席が選びやすいと思います。スタジアム全体のシートマップが表示され、残席数に応じたカラーで各ブロックがハイライトされます。特定のブロックにカーソルをあてると、そのブロックのチケットの値段と残席数がポップアップ表示されます。さらにそのブロックをクリックすると、座席表が拡大表示されて購入可能なシートは「●」、それ以外は「○」と一目瞭然。私見ですが、秩父宮の日本対新西蘭戦のチケットを先行販売した某ラグビーチケット専用サイトはとにかく使いづらかったという印象があります。まずはチケットの価格帯のカテゴリーを選び、次にメインスタンド側/バックスタンド側を選び、ブロックを選び…とシートを選択するまでにいくつものステップを複数の画面で行わなければなりませんでした。トラフィックが集中したために次の画面になかなか進まず、その間にチケットが完売となってしまった、とか同じS席でも、メインスタンドかバックスタンド、ホームサイドかアウェイサイドで良い方の席を選んでいるうちに完売となって結局A席しか買えなかった、といった話しを耳にしました。Ticketmasterが運営する各サイトの場合、地方の小規模なスタジアムで開催される試合のチケットはシートマップが表示されない場合もありますが(昨年の5月末にGloucesterで観戦した愛蘭対Baa-Baasの試合のチケットもTicketmasterで購入しましたがその際にシートマップの表示はありませんでした。)各協会のホームスタジアムで行われるテストマッチやメジャーな試合(Premiershipの決勝等)は必ずシートマップで自分の席を確認しながら購入することができます。一度選択したシートは10分間または15分間キープされるのでその間に別のシートを探して比較することもできます。ビッグマッチの場合は、購入枚数が一人当たり二枚か四枚までに制限されることが多いように思います。アタシは、最初に愛蘭対新西蘭のチケットを二枚購入したのですが日本から遥々愛蘭まで一緒に行ってくれるお友達が見つからずその試合は現地在住の方と観戦、それ以外の試合は「おひとり様観戦」することにして残り三試合のチケットは全て一枚ずつ購入しました。気になるチケットの受け取り方法ですが、SRU (Scottish Rugby Union)の直営サイトは海外発送無し。そのため、試合当日にスタジアムの敷地内にあるチケットオフィスで受け取りました。昨年に観戦したPremiershipのファイナルやBaa-Baasの試合のチケットをTicketmasterで購入したときは配送方法がトラッキング機能のついたUPSか普通郵便の二種類からの選択で現地のボックスオフィスでの受け取りは不可でした。配送料金は、UPSと普通郵便では3倍位の差があったと記憶していますが(UPSだと2,000円~2,500円、普通郵便だと700円くらい)確実に受け取りたかったので、その時はUPSを選択しました。今回は、SRU以外のチケットについては、全て普通郵便による配送のみでした。「海外発送の場合、試合日の一週間前までにチケットが届くように手配します。」という注意書きがありウェールズ対濠太剌利の試合のチケットが出発までに届かないかもしれないリスクを考慮して配送先を自宅ではなく勤務先にしました。(その場合は、同僚に頼んで倫敦オフィスまで速達で送ってもらおうと思ってました。)
実際には全てのチケットが出発前に手元に届きました。ちなみにお値段はでした。一番高級感があったのは、ダントツでSRUのもの。真っ白な封筒をあけると、こんな豪華なチケットカバーの中にチケットが入っていました。蘇格蘭対日本の試合を現地観戦された方も、同じものを受け取られたんだと思います。だいぶ長くなりましたが、次回は、サポーターズクラブの優先購入についてお話ししたいと思います。

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