ラグビーは寒さに耐えながら見るスポーツ＠味の素スタジアム。

1月5日は、「府中ダービー」を観戦するために味の素スタジアムに行ってきました。

一シーズンでたったの一試合しか開催されない味の素スタジアム。

通い慣れた秩父宮は、バックスタンドとメインスタンドでピッチへの距離や高さが全然違いますよね。

よりピッチに近い場所を好むアタシはバックスタンドで見ることがほとんど。

でも、味の素スタジアムはどちらも全く差がないので、今回はメインスタンドに座りました。

久しぶりに選手入場を正面から見れてちょっと嬉しかったアタシであります。

ん？？？あら？？？？？

なんか、アタシに向かってガン飛ばしてませんか、お二人さん…。(∥￣■￣∥) 

でも、Richard Kahuiがちびっこ達を優しく誘導していたので気にしないことにします…。

と、東芝の殿方ばかりに見入っていたら、サントリーの写真を撮り損ねちゃいました。

昨シーズンもこの会場での試合は大接戦となりましたが（こちら☆）、今回も然り。

特に、プレーオフトーナメント進出に向けてもう負けられない東芝は、ファンも選手も気合いが入ってました。

東芝ファンの方が多いのは一目瞭然ですねぇ…。

このスタジアムは、ピッチが陸上トラックにぐるりと囲まれているのでちょっと選手が遠いんですよね。

でも、高さがある分、全体がよく見えるとも言えるわけで一長一短ですね。

座席に大きな背もたれがあるのはプラスポイントですが、座面は小さめで長さが短い気がします。 

この試合でアタシが常に目で追っていたのは、やっぱりRichard Kahuiでした。

前半に見せたもの凄いタックルは、生身の体と体がぶつかる鈍い大きな音がして

観客席からざわめきが上がったほど。 

Richard Kahuiは後半の途中から足がつるようになったのか

膝の裏側からふくらはぎのあたりを伸ばす仕草を何度か見せました。

そして、残り数分のところで交代となった際、ピッチに深く一礼してベンチに下がったんですけど

All BlacksやSuper Rugbyでもそんなことしてましたっけ？？？

もしかして、日本に来てからやるようになったとか？？？

 

 

この試合もテレビ放送があったので詳細は割愛しますが、最後の最後までどちらが勝つか

全く予想がつきませんでした。

そして試合終了まで残り20秒を切ったところで、東芝が大逆転を狙う約50メートルのPGを選択した際には…。

それまでゴール裏でそれぞれバズーカ砲を構えていたカメラマンの皆さまが、大集合。

決定的瞬間を狙ってました。

アタシ的には、一人ここ↓でバズーカ砲を構えるカメラマンの殿方に座布団一枚。

ベンチから全員が身を乗り出していた東芝の中で、特に前に出てその瞬間を見守っていたRichard Kahui。

「誰もが息を飲んだ瞬間」っていうのはこういう場面を言うんですよねぇ。。。

その結果は…。

「あーーーーーー、これだけ足りなかったよ、たったのこれだけ！！！」

「あーーーーー、もーーーーーーー。まーーーーけーーーーたーーーーーーーっ。」

と言ったかどうかは定かではありませんが、昨シーズンに続き、一点差でサントリーが勝ちました。

この表情はホントに悔しかったんだと思います。

東芝は、残す2試合がヤマハと神戸製鋼でプレーオフトーナメントに向けて直接対決ですね。

それにしてもこの日はホントに寒かったです。

「ラグビーは痛みに耐えながらプレーするスポーツ。」と誰かが言ってましたけど

「ラグビーは寒さに耐えながら見るスポーツ。」でもあります…。