2014年3月8日土曜日

元・三菱重工相模原ダイナボアーズ、Dave Walderの現在は。

シーズンを終えたトップリーグのチームの選手の退団情報が次々に発表になっていますね。


例年に比べ、今シーズンはサプライズが多い気がします。


書こう、書こうと思っていながらもずっと書きそびれていたこと…。


2012-2013シーズン終了と共に三菱重工相模原ダイナボアーズを退団したDave Walder。




日本での選手生活が気に入っていたみたいなので、その後どうなったんだろう…と


ずっと気になっていたんですけど。


現役を引退し、昨年の夏から母国で第二の人生を歩み始めていたんですね。


いくつかの報道記事を目にしていたのですが、4つのチームのコーチを掛け持ちしているみたいです。




えーっと、英蘭の一部リーグ・Premiership(プレミアシップ)に所属するNewcastle Falconsに


英吉利の学生王者のDurham Universityと地域リーグ(National Three North)に所属するPercy Park


そんでもってニューキャッスルのRoyal Grammar School。


Newcastle Falconsは、かつてDave WalderがJonny Wilkinsonと共にプレーしていたプロチームで


Durham Universityは彼の母校でもあります。


Newcastle Falconsでプロ選手、そしてDurham Universityで学生と二足のわらじで頑張り


選手協会(Rugby Players’ Association)から表彰されたこともあるんですって。


三菱重工相模原でプレーしていたときの姿を思い出しても、真面目で一生懸命なイメージがしますもの。




Premiershipの下部リーグ(二部)に相当するChampionship(チャンピオンシップ)のLondon Scottishで


コーチの職につく話もあったそうですが、


そちらはお断りしてPremiershipのNewcastle Falconsのキッキングコーチを選んだんですって。


ただし無給…。


ちなみにDurham Universitでのコーチングは週一回ですって。


Parcy Parkの選手は当然のことながら全員アマチュア。


プロチームに所属していたときには考えもしなかった


「今日の練習は何人集まるかなー。」なんて心配をすることもあるそうで


大雨の日には、練習に参加した選手が通常の35~40人から20人程度になってしまったのだそう。


複数の記事に「三菱重工相模原からコーチとしてチームに残るオファーがあった。」と書かれているので


同じポジションのワールドカップ優勝メンバーのStephen Donaldの獲得と共に


Dave Walderにはコーチとしての新しいポジションが用意されていたってことなんでしょうかね。


彼がどういう経緯で三菱重工相模原ではなく、母国での新しいキャリアを選んだのかはわかりません。


もしかしたら、まだまだ日本で現役を続けたかったのかもしれませんね。


日本語も一生懸命勉強していたようですし。




ただ、現役を引退したらコーチとしての道を歩みたい、というのは


ずっと前から考えていたキャリアプランだったみたいです。


とんでもなく個人的な印象なんですけど、Stephen DonaldとShane Williamsのコンビより


Dave WalderとShane Williamsのコンビの方がしっくりきていたというか


いわゆる「あ・うん」の呼吸みたいなものがあったような気がします。




外国人選手枠の制限により、二人が同時にピッチに立つことはあまりありませんでしたけど


試合前のウォーミングアップの様子を見ていてそんな気がしてました。




(注;Stephen DonaldとShane Williamは仲が悪そう、とかそういう意味では全くありませんので


あしからず。)


日本のラグビーについては「日本人選手はみな足の向こうずねのあたりにタックルしてくるんだ。


だから常にオフロードを使ったオープンなゲームになる。


15人の選手がセブンズのラグビーをしているみたいな感じだよ。」とのこと。




母国でコーチの経験を積み、再び日本に来てくれる日がくるといいなと思います。


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