今年の日本選手権は、残すところ今週末の決勝戦のみ。例年以上に見応えのある試合が多い気がするんですけど、その中でも今後語り継がれるであろう大活躍をしたのは帝京大学だと思います。対東芝戦、アタシの試合前の予想は東芝の圧勝。その前週に大接戦の末にNECを破る大金星を挙げたとはいえさすがにトップリーグ上位の東芝には歯が立たないんじゃないかと思ってました。(帝京大学ファンの皆さん、ゴメンナサイです。)キックオフから僅か3分で最初のトライ。そしてRichard Kahuiが独走、トライを決めた時にはこのまま東芝の一方的な展開になるのかなーと。ところが、そこからアタシの勝手な予想は大きく外れていきました。その後も東芝が得点を重ね、前半の途中で21-0と東芝が大きくリードしたもののどういうわけか、点差ほどの実力の差を感じませんでした。アタシは、普段から見慣れた東芝を応援していたんですけど時間が経つにつれて、自然と拍手をするようになっていたのは帝京大学。最初は、「帝京大学も格上の東芝相手になかなか頑張るわねー。」と言ったちょっと、いやかなりの上から目線での拍手だったんですけど(帝京大学ファンの皆さん、またまたホントにゴメンナサイです)いつの間にやら、彼らのひたむきでかつ堂々としたプレーぶりに惹きこまれてしまっていました。ただ、それでもやっぱり東芝が勝つだろうなぁという思いは消えずかつ、ホントの実力の差は後半になって出てくるんじゃないかと…。(結果的にはこれまた大きくこの予想も外れたんですけど。)その実力差を見せつけるべく、後半は前半以上に東芝のトライ量産を予想していたアタシとお友達は後半からはゴール裏に席を移動して、トライの瞬間を待ち構えていました。確かに、東芝のトライシーンは目の前で見れました。これ↓は、Richard Kahuiのトライの瞬間。その前に反則があったために認められなかった、廣瀬選手の「幻のトライ」。でも、やっぱり席を移るんじゃなかったなーと大後悔したのが本音だったりします。後半に帝京大学があげたトライは3つ。最初に座っていた席にそのままいたら、その瞬間を目の前で見れていたのに…と。また、このままのペースで試合が進んだら、もしかして帝京大学が追いついて逆転しちゃうかも?????とさえ思ったのは、アタシだけじゃなかったはずです。この試合は、歴史に残る名勝負と言っても過言ではないような気がします。試合終了後、ガックリと肩を落とし大粒の涙を流す帝京大学の選手は少なくありませんでした。そんな彼ら一人一人に自ら両手を差し出し、がっちりと握手をしていたRichard Kahuiの姿もこれまた印象的でした。ラグビーというスポーツの醍醐味を存分に味わうことができた素晴らしい試合でした。そのカードに残念ながら「東芝」の名前はありませんが今週末の決勝戦ももちろんスタジアム観戦です!!!
2015年2月25日水曜日
東芝ブレイブルーパス v 帝京大学、回顧録。
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