2015年4月12日日曜日

東京セブンズ2015、回顧録。(中篇)



今年の東京セブンズ出場チームの中で、個人的に注目していたチームの一つが


US Eagles Sevensの愛称で知られるアメリカ代表。


東京大会の前週の香港大会ではベスト8入り。


毎年、着実に実力を上げてきている気がするんですよね。




アタシの個人的なお気に入りの選手は、トライゲッターのZack Test。




その珍しい苗字と、顔立ちがアタシのお気に入りのドラマの主役になんとなく似てるから…


というとんでもなくミーハーな理由で2012年大会からずっと注目してるんですが


香港大会ではドリームチームのメンバーに選ばれるなど、世界レベルのセブンズのスター選手の一人。




元々はアメリカンフットボールの選手で、オフシーズン中にタックルの練習をするために


ラグビーを始めたのが高校生の時。


他にも野球や水泳もやっていて、本格的にラグビーに取り組むようになったのは大学入学後。


東京大会では、ちょっとトライシーンを見る機会は少なかったですかねぇ…。




2012年大会から4年間見続けて、今回初めて気付いたんですけど


Zack Testって試合前の選手入場の時に独特のルーチンをするって知ってました?????


ハーフウェイラインをまっすぐ走らず、一人だけ大きく円を書くようにピッチへ入ってくるんです。




そして、一度大きく踏み込み




ジャーンプ!




を、スタメン出場する試合では必ずやるんです。


そしてまたそのジャンプ力がハンパない…。


バランスを崩したのはジャンプ力がありすぎたから?????ってことはないと思いますけどね。。。




また、アメリカ代表で忘れちゃいけないのはCarlin Islesですよね。




陸上大国のアメリカで、短距離の選手としてオリンピック出場を目指していた彼がラグビー転向、


と大きな話題と共に来日したのは2013年大会でしたが、この時は、初日に負傷。




昨年は来日しませんでした。




今年はその二年分を取り戻すべく、日本のファンに美しい走りを充分に見せてくれたと思います。




専門的なことはわかりませんが、確かに走るフォームが陸上選手っぽい????




その快足ぶりは、見ていて気持ちがいいというか、惚れ惚れするというか。




後ろ姿ですら、ついシャッターを押したくなってしまうほど。




個人的には、やはり快足とその美しいフォームが印象的なイングランド代表のDan Nortonとの


マッチアップが見たかったです。




どちらか片方がボールを持って走り、もう片方が追いかけたらどんなチェイスになるんだろう・・・って


考えただけでもワクワクしません???


初日のアメリカ代表の印象的なシーンというか出来事はこれ↓




一緒に観戦したYちゃんが教えてくれたんですが、


カナダ戦の後半に倒れて動けなくなっていたカナダ代表の選手を


アメリカ代表のDanny Barrettがずっと気にして審判にアピールしていたそうなんです。


そのまま試合終了となり、彼は真っ先にこの倒れていた選手の元に駆け寄って起こし、


上の写真のようにずっと支えていたんです。


ラグビーの精神とかスポーツマンシップってやっぱり良いわーって思った瞬間でした。


また、もう一つとても印象に残ったのが、Blitzbokkeこと南アフリカ代表。




会場にいたお友達が、「チームとしてのまとまりが他の代表チームと全然違うし、


ウォーミングアップを見るとそれがよくわかるよ。」と教えてくれたんです。


というわけで、Blitzbokkeのウォーミングアップを見に行ったんですけど。




確かに他のチームと違う特徴的な光景が多かったです。




とにかく円陣を組むことが多いこのチーム。




一つ一つのセッションが終わるたびに選手同士が笑顔でハイタッチ、そして円陣。




全員が大きく息を吸って目を閉じる場面もありました。




一度のウォーミングアップの中で、こうして円陣で手を合わせること多数。




また、監督のNeil Powell自らが練習キットを用意して練習相手になるのもこのチームならでは。




元々この代表チームのキャプテンとして活躍したレジェンドですもんね。


それから、ミーハーのアタクシ、このチームのウォーミングアップを見ていて思ったんですけど。




シングレット姿の選手が多いんですが、その筋肉美がとにかく目立つんです。




セブンズの選手は、ユニオンでいうところのバックス陣のような体型の選手が多いと思うんですけど。




Blitzbokkeは、ムキムキ系の殿方多し。




この立ち姿を見て、映画「300」が頭に浮かんだアタシでありました。




特にWerner Kokの逆三角形の後ろ姿があまりに美しすぎて、思わずシャッター押しちゃいました。




Wernerさん、スイマセン…。


そんな気になるチーム同士の対戦が初日に実現したんですけど。




この東京大会、アメリカ代表はちょっと元気がなかったですかね。




翌日に向け、南アフリカはやっぱり優勝候補の筆頭に間違いないだろうなーと思った試合でした。




Cecil Africaも、Blitzbokke、そしてセブンズのスター選手の一人ですよね。




ということで、大会二日目のことはまた次回。


(続く。)


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