ショックです。ショックです。。ただ、ショックです。。。もう、Stephen Donaldのプレーが日本で見れないなんて…。トップリーグの舞台でプレーする日が必ず来ると信じていたのに・・・。三菱重工相模原ダイナボアーズを電撃退団し、ニュージーランドで再び選手生活を始める道を選んだStephen Donald。この件に関し、いろんな報道記事に目を通しましたが一番最初に読んだものが一番心にグサッときた内容でした。(2015/08/21 http://www.stuff.co.nz)2013年のシーズンから三菱重工相模原ダイナボアーズでプレーしていたStephen Donaldは今季から来季にかけて2年契約を結んでいて今月初の段階では、トップイーストのシーズンスタートに向けオフシーズンを過ごしたニュージーランドから日本へ戻る準備をしていたみたいですね。ただ、来日する一週間前に本人の心境に大きな変化があったみたいです。「どこかのタイミングでニュージーランドに戻るつもりだった。ニュージーランドでの生活が大好きだし、残りの人生を海外で過ごしたくはなかった。ある朝、目が覚めた時に決めたんだ。Waikatoでプレーするっていうアイデアが頭に浮かんでチームが興味を示すかどうか打診、そこから状況が変わった。」多分、日本や三菱重工での選手生活がイヤだった、っていうわけではないと思うんですよね。久しぶりに故郷に戻って、やっぱり自分が生まれ育った国で一番好きなことをする、つまりラグビー選手としての時間を過ごすっていうことが一番幸せでそれを本能的に求める衝動にかられたんじゃないかと…。「ちょうどシラス漁のシーズンが始まったところなんだよ。解禁日に漁にでたけど、たくさん海藻が取れただけだったよ。」って、確かワールドカップで追加召集されたときもお友達と釣りをしてたんですよね。トップリーグ昇格を目指す三菱重工相模原ダイナボアーズとしてはシーズンスタートぎりぎりでのStephen Donadlの退団は大打撃&大誤算だったと思います。でも、最終的には、彼の意思を尊重して退団を了承したみたいですね。アタシが初めて彼のプレーを見たのは、2009年の国立代々木競技場で行われたブレディスロー杯。翌2010年の香港でのブレディスロー杯では、彼が80分を過ぎたところでボールを蹴りださなかったことが逆転のきっかけとなり敗戦の戦犯扱いをされてひどいバッシングを受けたこともありました。(アタシはその試合を現地観戦していました。)それ以外にも、バーバリアンズのメンバーとしてShane Williamsとプレーする試合をイギリスで現地観戦したりもしましたがAll Blacksでもバーバリアンズでも三菱重工でも試合会場が8万人収容のトゥイッケナムでも三菱重工のホームグラウンドでもいつも一番最初にピッチに姿を見せてウォーミングアップを始める彼の姿はとても印象に残っています。真面目で、ちょっと不器用で、でもいつも一生懸命というイメージの強いStephen Donald。結果的に、日本での最後の試合となった今年の冬のトップリーグ入替戦ではこんな鬼のような形相を見せたこともありました。この試合前の練習では、最後の最後まで一人だけピッチに残り、練習を続けていた姿は今でも忘れることができません。なんとしても勝ちたい、という気持ちは誰よりも強かったのかもしれません。All Blacksやスーパーラグビーでプレーしていた頃の写真や動画と見比べると明らかに日本にいたときって線が細くなってしまっているんですよね…。食べ物が口にあわなかったのか、意図的に体重を落としていたのかはただの一ファンのアタシには知る由もありません。良い意味で、近寄りがたいような独特のオーラとか威圧感といったものが無くて試合後に写真撮影やサインをお願いすると、ちょっと照れくさそうにしながらも快く応じてくれたその横顔も実は低くてとっても渋い声も、この独特のキックフォームももう「思い出」にするしかないのですね…。せめて、日本に来てくれてありがとうと直接言える機会が欲しかったです。ありがとう、そして、サヨナラ…。
2015年8月21日金曜日
サヨナラStephen Donald、日本に来てくれてありがとう。
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