上手く説明できないんですが、海外の試合観戦、特にテストマッチで一番興奮する瞬間の一つって
選手入場の場面だと思うんです。
ついさっきまで練習風景を見ていたわけで、すでに「目は慣れ始めている」はずなのに
スタジアム中に鳴り響く音楽とアナウンスで、会場中の熱気と興奮が一気に最高潮に達するのです。
会場中のファンから挙がる歓声と拍手の中、スタンディングオベーションで迎えられる選手の皆さん、
どんな気分なんでしょうね。
一番最初に登場するのはアウェイチームのキャプテン。
そして、次々に選手が入場してきます。
そしていよいよホームチーム、ウェールズ代表の登場。
ここでさらに会場中のファンのボルテージを上げまくってくれるのが、この火炎放射器による演出。
なんだか、まるでドラゴンが火を吹いているように見えてしまいそう。
アタシ達は、メインサイドで前から5列目に座っていたんですが、顔が火傷するんじゃないかと思ったほどです。
ちなみに、日本国内の試合ではこんな演出は見たことがありませんけど
消防法とかの兼ね合いでNGなんでしょうかね?????
この瞬間を見るだけでも、ウェールズまで行く価値はあります!と断言できるんじゃないかと。。。
この炎の形、ウェールズ代表のエンブレムを連想させる気がするのはアタシだけ?????
(まぁ、本数が違いますけどねぇ…。)
この試合では、国歌斉唱の前に、二人の偉大なるスポーツマンへ黙とうがささげられました。
一人は、88歳で亡くなった元アイルランド代表のJack Kyle。
そしてもう一人は、25歳の若さで天国へと旅立ったクリケットのオーストラリア代表、Philip Hughes。
日本でこのニュースが報じられていたかどうかはわからないのですが
この試合の数日前にイギリスのニュース番組で必ず報じられたのがPhilip Hughesの事故死でした。
シドニーで行われた試合に出場した際、ボールを首に受け、そのまま病院に運ばれたものの
二日後に帰らぬ人となったのだそう。
ウェールズ代表にもSpringboksにもラグビーにも直接的な縁のないこの選手の死を悼んで捧げれた黙とう。
ラグビーというスポーツとクリケットが人気スポーツであるイギリスの懐の広さを感じた瞬間でした。
余談ですけど、Springboksのコーチ陣の皆さま、選手と向かい合って国歌を歌うって知ってました???
そしてこの試合、あの人に悲劇が…。
(続く。)
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