この試合は、エスコートキッズとの選手入場や試合前の集合写真撮影はありませんでした。両チームのキャプテンを先頭に次々に選手がピッチへと姿を見せる中、Shane Williamsが登場したのはいつもと同じく一番最後。彼なりのゲン担ぎなのだそうですけど、ホントに最後の最後まで「普段通り」を貫ぬこうとしていたように思います。でも、撮った写真の一枚一枚を見直すと、どことなく淋しげで、でも何故か安堵感のようなものを感じさせる柔和な表情が多いように思えました。両チームともに「絶対に勝たなくてはいけない」大一番。三菱重工相模原ダイナボアーズ、そしてそのファンは、毎年この入替戦で辛酸をなめてきたわけで…。バックスタンドは、両チームの応援団やファンで埋まりました。地元ということで、豊田自動織機シャトルズを応援するファンが多かったのですが三菱重工相模原ダイナボアーズを応援するファンも、気合いは充分でした。運命のキックオフは、午後1時。試合は、前半早々から豊田自動織機シャトルズが優位な展開だったように思います。結果的に、三菱重工相模原ダイナボアーズは一度としてリードを奪うことができませんでした。最初の得点は、前半5分の豊田自動織機シャトルズのトライ。その後も豊田自動織機シャトルズが得点を重ね、17-0と点差を広げていきました。静かに試合を見守っていたこの人は、どんな面持ちだったんでしょうね。。。ただし、三菱重工相模原ダイナボアーズも決してチャンスがなかったわけじゃないんです。その瞬間をカメラに収めるべく、ゴールラインのすぐ近くで待ちかまえていたアタシ。「もうちょっと!押せーっ!いけーっ!」と、カメラを構えつつも思わず声がでてしまいました。ただ、そのほんの数メートルがなかなか届かなかったんですよ…。あと50cm!!!!!! も豊田自動織機シャトルズのディフェンスに阻まれ…。必死に食らいついて攻撃をしかけた三菱重工相模原ダイナボアーズ。芝本選手のトライが決まったかに思えたプレーはTMO。誰もが電光掲示板に映されるリプレーを食い入るように見つめましたが、残念ながらトライは認められず。実は、写真は撮り損ねてしまったんですが、この芝本選手のトライが決まったかに思えたその瞬間、Stephen Donaldがアタシの目の前でもの凄いガッツポーズを見せたんです。それは喜びに満ちた顔というよりかは、「鬼のような形相」とか「阿修羅のような形相」といった感じでそれはそれは凄まじい表情だったんです。待望の三菱重工相模原ダイナボアーズの得点は、前半38分。この写真↓はトライの瞬間なんですけど、アタシの座っていた場所からではボールがどこにあるのか全くわかりませんでした。でも、それからほんの数秒もたたないうちにアタシのカメラが捉えたのは、先ほどの幻のトライの時に見せたガッツポーズ以上に気合いの入ったStephen Donald。アシスタントレフリーに「ね、見てたでしょ!今のとらいだったでしょ!!!!!」と猛烈アピール。多分、2011年のワールドカップの決勝ですらこんな形相はしてなかったと思うんですよね。主審がトライを認定し、「さっきはアシスタントレフリーに指を差したりしてゴメンナサイ。」と言ったかどうかはわかりませんが、あのStephen Donaldのもの凄いアピールと表情はそれだけ勝負にこだわっていた証拠なのだと思います。コンバージョンをきっちりきめて、17-7と10点のビハインドで前半終了。さて後半、あの人の出番は…。(続く。)
2015年2月20日金曜日
豊田自動織機シャトルズ v 三菱重工相模原ダイナボアーズ。(中篇)
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