2011年2月28日月曜日

もしもDan様がケガしたら。

昨日のSix Nations、英蘭のWilkoことJonny Wilkinsonがペナルティーゴールを
一本決めて個人得点記録を1,190点とし、再びDan様の記録(1,188点)を抜きました。
Six Nationsで英蘭はあと2試合あるので、Wilkoの記録はもう少し伸びるんでしょうね。

 nzheraldのウェブサイトを見ていたら、こんな記事がありました。

All Blacks: Evans ready to answer SOS
(nzherald 2011/2/27)

元All Blacksで2007年のワールドカップにも出場、現在は英吉利のHarlequinsでプレーするNick Evansが
「もしもDan様がケガをしてワールドカップに出れなくなり、All Blacksへの復帰を要望されたら?」という質問に
"It's a hard thing to say 'no' to. Who wouldn't want to play? I knew the rules before I came over here. But rules can be broken. If the worst was to happen, they've got Conor's [Quins director of rugby Conor O'Shea] phone number. If not, I'll look forward to waking up with a cup of tea and watching it [World Cup]." (上記ウェブサイトより引用)
("No"って答え難いでしょ。(All Blacksで)プレーしたくない選手なんている?こっちに来る前から(海外でプレーする選手はAll Blacksの選考対象外となる)ルールは知ってるよ。でもルールは変えられる。最悪の事態になれば、協会はHarlequinsのディレクターの電話番号を調べるだろうね。そうでなければ、朝起きて、紅茶でも飲みながらワールドカップの試合を(テレビで)観戦するのを楽しみにしてるよ。)

と答えたそうです。

でも、これ、新西蘭じゃなくて、英吉利のThe Guardian紙のインタビューだったとか。

そのThe Guardian紙の元々のインタビューはこれですね。

Nick Evans would answer the All Black call - but will it come?
(The Guardian 2011/2/18)

まーこ。がラグビーを見始めた時は、既に彼はAll Blacksを卒業していたのでプレーしている姿は
見たことがありません。唯一知っているのは、英吉利のクイズ番組に出ていたこの姿。(こちら)
口ひげのせいでもう30代半ばなのかと思っていたら、まだ30歳だったのね…。

ただ、このインタビューが新西蘭で話題になるってことは、それだけDan様の後継者というか
バックアップとして認められる殿方がいないってことの証しなんだろうなぁと思った次第です。

 英蘭はWilkoが先発出場する機会が減り、Toby Flood→最後はWilkoで勝利確保、というのが
必勝パターンとして定着しつつあるといろいろなサイトで書かれていましたし、テレビ解説の方も
そうおっしゃってました。Wilko自身も自分はそういう役割にシフトしつつあることを認めてると
インタビューで答えていました。All Blacksはどうなんでしょ…。やっぱりDan様頼みなのかしら?


そういえば、一ヶ月くらい前には、Nick Evans同様に2007年のワールドカップに出場し現在は
仏蘭西のToulonに所属するCarl Haymanが、All Blacksに復帰して今年のワールドカップに出場
するために3ヵ月の期間限定で新西蘭のクラブに戻ることをToulonと交渉している(らしい)という
話題がいろいろなスポーツサイトにでているのを目にしました。結局、どうなったんでしょう?
「もう過去の選手、いらん!」というちょっと過激なコラムを書いてるライターの方がいたり。
同じサイト↓の読者投票も約75%は「Haymanは不要!」という回答だったりでしたけど…。


The All Blacks don't need Carl Hayman
(RUGBYHEAVEN 2011/1/26)

最後は誰がAll Blacksのメンバーに選ばれるんでしょうかね。







OMK;Nick EvansとCarl Hayman発見。プレーしてる姿じゃないけど…。
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2 件のコメント:

torige さんのコメント...

こんばんは。
もしCarterが怪我したら…。ABsにとって悲劇ですね…。
他の国はまだ影響が少なそうですね。
例えば
Wallabies・Q-Cooper→Giteau、Barnes
Boks・M→F、Lambie
France・Trinh-Duc→Traille、Skrela
England・Flood、Wilko

等々、タイプ的に戦術的な変更はあってもCarterがいなくなったABs程の影響がはありません。

Evansも前回のW杯でCarterの負傷で途中出場しましたが勝たせることが出来ませんでした。Evansのせいとは言えませんが…。

結局Carterがいなければ優勝はありえません!笑!…笑えない現実です……。

まーこ。 さんのコメント...

torigeさん、そっかー、他の国にはこんなにたくさん(有名な、っていうかアタシでも名前くらいは知っている)スタンドオフの選手がいるのですね。もちろん新西蘭にもいますけど、他の国の選手に比べるとなんとなく知名度が…。
Super Rugbyを見ていても、Six Nationsを見ていても、ケガで途中交代する選手がホントに多くてハラハラしてしまいます。みーんなケガしませんよーに(祈)