Christchurch、残念無念。

先月のChristchurchでの地震発生後、専門家による調査が続けられていたAMIスタジアムですが、本日、Christchurchではラグビーワールドカップの試合を行わないことが正式発表されました。

破損したスタジアムの修理に加え、ホテルやレストランといった商業施設の修理等、試合に必要となる全てのインフラ基盤の再整備が6カ月後に迫ったワールドカップ開催までに整うかどうか確実性が乏しいということが主な決定の理由だそうで、苦渋の決断だったそうです。

No RWC for Christchurch - McCully's full statement - Video
(3 news 2011/3/16)

Why the World Cup can't go ahead in Christchurch - Video
(3 news 2011/3/16)

この↑一つ目のビデオで正式発表を行ったのはRugby World Cup MinisterのMurray McCully大臣。「Rugby World Cup Minister」は「ラグビーワールドカップ担当大臣」とでも訳すのでしょうか。このような役職があるとは今日まで知りませんでした。

当初、準々決勝2試合とプールマッチ5試合がChristchurchで開催される予定でしたが、準々決勝はAucklandのEden Parkに変更決定、プールマッチ5試合については南島のどこかに変更することを前提として検討中で、来週末までに決定するそうです。

2011/09/10 (Pool B) England v Argentina
2011/09/18 (Pool B) England v Georgia
2011/09/25 (Pool B) Argentina v Scotland
2011/09/11 (Pool C) Australia v Italy
2011/10/01 (Pool C) Australia v Russia

2011/10/08 W Pool B v RU Pool A
2011/10/09 W Pool A v RU Pool B

Christchurchは観光が主な収入源の一つと聞いていましたし、ワールドカップでの経済効果は大変大きなものとして期待されていたでしょうから、Christchurchの方にとっては大変残念なニュースであることは間違いないと思います。

まーこ。は新西蘭には行ったことがありませんが、Christchurchという美しい街はきっと再建されると思いますし、いつか必ず訪ねます！！！

RNZ 2011のヘッド、Martin Sneddenは会場が変更になる上記のプールマッチ5試合のうち、3試合については、既に南島で他のプールの試合開催が決まっているDunedinm、Nelson、Invercargilに一試合ずつ振り分ける可能性が高いものの、残り2試合については最終的には北島での開催になるのでは、とのコメントをBBCにしているそうです。

Pool Bの英蘭は、Christchurchを拠点キャンプ地とする予定でしたが、こちらもどこかに変更になるんでしょうね。英蘭はそのほかにDunedinと Aucklandでの試合が予定されていることから、拠点をこのどちらか、もしくはWellingtonのCake Tinスタジアムに移すことを検討しているみたいです。

Christchurchも大変ですが、試合が追加になるスタジアムや都市も様々な準備で大変でしょうね。

東日本大震災発生以降、Christchurchの地震について報道される機会が激減していましたが、新たに富山の外国語学校の学生5人の方の死亡が確認され、語学学校「キングス・エデュケーション」で被災した日本人の死者が22人になったそうです。

ご遺族の方へのお悔やみを申し上げると共にお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈りしたいと思います。