2012年7月18日水曜日

JKは今も日本語がペラペラ。


昨年まで日本代表のヘッドコーチを務めていた、JKことJohn Kirwan。


今年の8月から、Super RugbyのBluesのヘッドコーチに就任することが正式に決まりました。


契約期間は2年。


英蘭代表のヘッドコーチのポジションに応募しつつ、


「強豪国の国代表の監督経験が無いから。」


という理由で書類選考で落とされてしまったこともありました。(こちら


まずは就職おめでとうございます、というところでしょうか。


JKと言えば、まーこ。が5月末から6月初にかけて現地観戦をしたBaa-Baasの三連戦を率いた殿方。


第二戦目、愛蘭戦が行われたGloucesterのKingsholm Stadiumで少しお話しする機会に恵まれました。


試合前にサインをお願いしたり声をかけたりするのは、


タブー中のタブーだと思うので普段は絶対にしないのですが、


Kingsholmはなんとも言えない和やかな空気感に包まれており、


出場機会の無かったJohn Smitをはじめとする控えの選手達やJKが


試合前に気さくにファンとの写真撮影やサインに応じていたので


思い切って、JKに声を掛けてみた次第…。


「JK、頑張ってくださーーーーーーーーーーい。」


と日本語で声をかけてみたところ、向こうからわざわざアタシのところに近づいてきて


「コッチニスンデルヒトデスカ?」


と日本語で話しかけてくださいました。


それから少しの間、なぜかアタシは英語、JKは日本語という摩訶不思議な会話…。


持っていたチケット、ぜーんぶにサインももらっちゃいましたー。


「ゼンブミルノ?スゴイネー」


と、多少目を白黒させながらも快くサインに応じてくださいました。


劇的な逆転勝利から数日後のCardiffでも、


試合前にJKにスタジアムでお会いする機会があったのですが、


彼の方から近づいてきて


「スゴイGood Gameダッタデショ?」


と声をかけてくださいました。


まぁ、あんなに遠くまで一人でBaa-Baasの試合観戦に行く日本人なんて相当珍しいですもんね…。


昨年のワールドカップでは、目標の2勝はおろか、全敗に終わった日本代表。

(2011年9月16日の日本対新西蘭戦にて撮影)

戦術や選手の選出基準等、さまざまなバッシングを見たり聞いたりすることも少なくありませんでした。


ド素人のアタシは、その辺りについては全くコメントするつもりはありませんし、実際できません。


ただ、自分の母国語である英語がほとんど通じない国に来て、


その国の言葉を学び、相応のレベルでの日本語の会話ができるようになったというのは


日本という国、また日本代表に対する彼なりのレスペクトと努力の表れだと思うのです。


「別に日本語が話せなくたってコーチングはできるでしょ、実際にサッカーがいい例でしょ?」


とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。


日本を離れ、おそらく日本語を話したり聞いたりする機会も激減しているであろうJK。


そして、これからもっともっと日本は遠い国になっていくのでしょう。


でも、日本語で話しかけてくださったJK、アタシは好きですよ。


母国の新西蘭、そして故郷のAucklandで是非頑張ってほしいです。


JKと共に日本代表のコーチ、そしてまたBaa-Baasのアシスタントコーチをしていた


Grant Dooreyはどーなっちゃうのかしらー?????


現在のBluesのヘッドコーチであるPat Lamはどうなりますかねー。


亜細亜進出かなー?????


香港で開催されたChartis CupでAP Baa-Baasのヘッドコーチもしてましたしね…。




しかーし、どーしてアタシのカメラはJKのヘン顔ばっかり写すのかしら…。


本物はおっきくて、めっちゃカッコいいんですけどねー。


彼の現役時代も日本での姿も見れるこのビデオ、結構気に入ってるアタシです。


エプロン姿のJKもなかなか?????  あ、水着も…。













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2 件のコメント:

bowpa さんのコメント...

こんばんは。
色々問題あってもW杯はJKだけの責任
ではないですからね。
W杯日本開催もJKいなければ・・・。
確かにJK日本語うまいですね。
ただ日本が好きなだけでは出来ませんからね。
来季のBluesどうなりますかね?

まーこ。 さんのコメント...

bowpaさん、ヘッドコーチとしてチームの成績に対する責任が問われるのは当然なのでしょうけれど、でも、確かに、ワールドカップで勝てなかったことを全て彼のせいだと言うのは違う気がしますね。

Bluesね、All Blacksの経験のある選手もたっくさんいるわけで、来季は・・・期待しましょう。