2011年1月7日金曜日

All Blacks Don't Cry ~JKの新書~

今日は1月7日、七草がゆの日でしたね。
まーこ。の会社では、午前中に七草粥が振る舞われました。
七草粥を食べると、あぁお正月も終わりだなと感じます。


今年はラグビーワールドカップイヤーということで、お正月にスポーツ紙のウェブサイトにJK(John Kirwan)のインタビューが掲載されていましたね。で、慌てて思い出しました。


ぎゃー、この記事書くの忘れてた!


JKの著書と言えば「勝利がすべてを変える」ですけど、昨年10月に新たに「All Blacks Don’t Cry」という本が出ました。


All Blacks Don't Cry
↑クリックしたら大きくなります。


ウェブサイトもあり、かなり気合い入ってます。
Dan様も大絶賛

新西蘭では、出版社主催でPRイベントがいろいろ行われていたようです。
日本国内では(まだ)販売されていないのでしょうか、オンラインショップで検索してもでてきませんね。この本を紹介するようなインターネットのサイトやブログも日本語では出てこないなぁ・・・。

本の内容をドラマ化したショートフィルムが用意されてます。
(日本語の字幕とか無いけど・・・。)




'I've been to hell and I'm back. If you're in that same place, then I understand what you're going through.'
At my worst moments, I lost all sense of hope for the future.  As I began to slowly get better, I began to be able to say to myself, 'This will pass, you'll get through this.  Hang on to hope.'
引用元:Penguin Books Australiaウェブサイト

ということで、JKの自叙伝のようです。

過去、鬱病(英語では"Depression"と言います)を患ったことがあるんですね。
しかもAll Blacksの選手としてプレーしていた間の4~5年もの間、闘病しながらプレーを続けていたそうです。そして最初の2年間は「なぜ自分が…」と自問自答を繰り返していたそうです。

まーこ。の友人や会社の先輩や後輩にも鬱病で会社を長期休職したり、退職というオプションを選択した人たちが何人かいました。鬱病を患った友人達は、皆既に社会復帰していますが「まさか自分がなるとは思わなかった。」と口を揃えます。

友人の一人が「『自分はタフだし体も丈夫だから絶対にこころの病にはならない。』っていう人が時々いるけど、それは間違い。機械だって故障するように人間だって壊れるよ。たまたまそれが”こころ”っていう場所だったってことだよ。『絶対』は存在しない。鬱病を患っていたときは本当に辛かったけど、自分の限界を知ることによって今は常にコンディションコントロールに気を遣うようになったし、周囲にも気を配れるようになったと思う。」と言っていました。

まーこ。もかつて働き過ぎで十二指腸潰瘍でダウンしたことがあります。
また、体のいろいろなところが悲鳴を上げて、病院に行く度に「働き過ぎです。仕事をセーブするか十分な休養を取るのが一番の治療薬です。」言われた時期があります。


"2007年にニュージーランド保健省の反差別運動「Like Minds, Like Mine」のテレビコマーシャル(CM)に出演し、自らうつ病であった過去を告白する。カーワンの反差別運動への出演は、うつ病への取り組み、精神障害の適切な理解と偏見・差別の是正、メンタルヘルスの早期治療およびその重要性を促進したと評価され2007年6月4日にニュージーランド・メリット勲章を授与された。"
引用元;Wikipedia

このLike Minds, Like MineのCMは、今回出版された本の表紙にもなったんですね。



こちらが最新のCMのようです。





まーこ。は以前に都内のスポーツバーで一度JKに会ったことがあります。
握手もしてもらいましたし、フライドポテトも一緒に食べました。おっきくてとってもジェントルマンでしたよ。
 

昨年秋の日本対ロシアの試合後のインタビューでは、かなりの割合で日本語で話してましたね。
日本語上手でビックリしました。「お疲れ様です~」とか言ってませんでした???
 
昨年秋から利用し始めた新西蘭のオンラインショップでは購入可能なようなので、この週末に注文しようと思います。日本語訳版がそのうち出るといいんですけどね。
 
今回の本のPRを兼ねたインタビューの模様はこちら。 
新西蘭のテレビで放送された特集の模様はこちら。とても興味深いビデオです。(JKのお母さんやご姉妹、お嬢さんのインタビュー、現役時代の映像等が収録されています。ラーメン食べてるJKも。画面中央下の「Change Quality」をHighに変えると高画質でキレイに見えます。)

この3連休、これらの動画を見るだけでも充分価値がありそうです。




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4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

bowpa
JKの鬱病は何か読んで知ってましたが、
秩父宮で見る時鬱病患った人には
とても思えませんね。確かに日本語
うまいですね。奥さんイタリア人だから
イタリア語もできますよね。

アニマル さんのコメント...

JKが鬱病を患ったことは、一昨年あたりにBBCのドキュメンタリー番組で初めて知りました。
以前に出版された自伝も読みましたが、18歳でALL BLACKSデビューをしてから周囲の過度な期待等相当な重圧があったようです。

紹介していただいた本も早速注文しました。
それから、HPから寄付もしました(少額ですけど)。

ショートフィルムもぜひ日本語字幕付きで紹介してほしいし、多くの人に見てほしいです。

まーこ。 さんのコメント...

bowpaさん、インタビュー等でJKも言ってましたが、もう完全にうつ病を克服していて、再発に対する心配も全くないそうです。(もちろん再発しないようにいろいろとセルフコントロールはしていると思いますが)
語学が堪能なのは本人の才能もあるとは思いますけど、きっと日本で頑張っていきたいって姿勢の表れでもあるんでしょうね。

まーこ。 さんのコメント...

アニマルさん、そのBBCのドキュメンタリー、興味深いです。見てみたかったな。

本をもう注文されたんですか?アタシ、まだでした。寄付までされるとは素晴らしい。まーこ。は別にこの本を宣伝しようと思ってブログに書いたわけでもないですが、日本であまり取り上げられていないみたいで、それがとても残念です。ショートフィルムとか本とか日本語版を出してくださいって、このHPにメールでも送ってみようかしら。