2014年7月29日火曜日

元WallabiesのGeorge Smithがトンガ代表になっちゃうかも!?

ちょうど一週間前に、セブンズのオリンピック種目採用に伴うIRBの規定の特例措置について




実際に「はーい!立候補します!」と手を挙げる選手が一人、また一人と出始めたんですって。


(2014/07/28 http://tvnz.co.nz)


複数の情報筋の話では、サモアの協会関係者がIsaia Toeavaに接触しているのは確かなようですが


本人は、ニュージーランドのテレビ局の取材に対して「ノーコメント」だったそう。


元All Blacks SevensのTim Nanai-Williamsは、サモア代表選出を希望する意向なんですって。


本人の意思は未確認のようですが、他に元All Blacksで言えば


Casey Laulala, Chris Masoe, Lelia Masaga, Mose Tuiali'iがサモア代表になる資格があるんですって。
 

念のため、今回の特例措置をおさらいしますと。

  1. 自分の国籍のある国のラグビー協会へ所属変更届けを提出し、受理されること(IRBハンドブック 8.7.1) 
  2. オリンピック予選を兼ねる2014/15のセブンズワールドシリーズ、各地域のオリンピック予選、もしくはオリンピック本大会が開催される時点で、過去18カ月に渡り、別の代表チームの選手としてプレーしていないこと(同8.7.2(a))

の二つの条件を満たせば、かつてAll BlacksやWallabiesでプレーした選手が


自分の国籍のある国の代表になることが可能となり、


かつ、 今年の10月から来年の5月にかけて開催されるセブンズワールドシリーズに出場


または2015年9月以前にオリンピックの各地域予選が行われてそれに出場すれば


来年の15人制のワールドカップにも出場できるようになります。


(尚、上記2.については、2020年の東京オリンピックから「過去3年に渡り」という条件になります。)
 

先週目を通したニュースでは、サモアはこの特例措置に前向き、フィジーは「興味無し」という姿勢でした。


今日読んだニュースにはトンガの協会トップのコメントが載っていて、サモア同様にこの特例措置を歓迎、


既にターゲットとする選手のリストを作成済みで


そこには元Wallabies & 元サントリーサンゴリアスのGeorge Smithの名前も挙がっているんですって。




お母さんがトンガ国籍なので資格ありってことだそうですけど


George Smithって確かオーストラリアのシドニー生まれだった気がします。


パスポート、二つ持ってるんでしょうかね?


George Smithが最後にWallabiesのジャージーに袖を通したのは、


昨年6月の対British & Irish Lions戦ですよね。


トンガは、セブンズワールドシリーズのコアチームには入っていないので


2015年のワールドシリーズのいずれかの大会にトンガが出場するか、


2015年の前半にオセアニア地域(Federation of Oceania Rugby Unions;FORU、加盟国15)の


オリンピック予選があるとすれば、前述した「過去18カ月間、代表チームでプレーしていないこと」


という条件はクリアできるってことですね。


でもですよ、George Smithがセブンズ????ってイメージが沸かないんですよねぇ。


ユニオンのフォワードの選手がセブンズ、もしくはセブンズの選手がユニオンでフォワードって


なんだかあまりピンとこないんですけど。。。


トンガ代表への選出に向けて「はーい!立候補します!」と手を挙げるのが確実なのは


元All BlacksのAnthony TuitavakeとSam Tuitupou、


元All Blacks SevensのAlando Soakai, Lifeimi Mafi、


そしてリコーブラックラムズのRoy Kinikinilau。


元WallabiesではSitaleki Timaniと豊田自動織機シャトルズのMark Gerrardなんですって。




ちなみに、2016年のオリンピックのセブンズは12カ国が出場できるんですよね。


開催国、セブンズワールドシリーズの上位4カ国、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北米、南米、オセアニアから


それぞれ1カ国ずつ、敗者復活戦(IRB最終予選)から1カ国。


ラグビー特有の「所属協会主義」がちょっと揺らぎそうな、ねじれ現象とでも言えばいいんでしょうか。


余談ですが、コモンウェルス大会で南アフリカに破れて銀メダルに終わった


All Blacks SevensのGordon Tietjensヘッドコーチは、


2016年のオリンピックに向けて召集したい選手のリストを既に協会に提出、


そこにはSonny Bill Williams, Cory Jane, Liam Messam, Julian Saveaの名前が入ってるんですって。


(2014/07/28 http://www.stuff.co.nz)


さて、どうなりますかね…。




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