2017年1月13日金曜日

今後も絶対に忘れないジャック・フーリーのあの姿。


元南アフリカ代表で神戸製鋼に所属するJ・フーリーが

明日のトップリーグの最終節の試合をもって現役生活に終止符を打つそうですね。

振り返れば、今シーズンに神戸製鋼の試合を見ることができたのは

9月29日の秩父宮での対NEC戦のみでした。

毎シーズン、神戸製鋼の試合は関東圏では少ないと思うのですが

久しぶりに彼の姿を見たときは、頭に白い物が増えていてちょっとビックリしました。


私が彼のプレーを初めて生で見たのは、今から約5年前の2011年のトップリーグ。

そのシーズンはパナソニックワイルドナイツでプレーしていましたけど

今でも、そして今後も恐らく絶対に忘れないであろうエピソードがあるので書いておこうかな、と。


群馬県太田市の陸上競技場と言えば、

「太田不敗神話」といわれるほどにパナソニックワイルドナイツが勝利する試合会場。

そして、それ以上に有名(?)なのが、試合終了後にファンがピッチに入り

多くの選手にサインや写真をお願いできるファンサービスの時間帯が設けられていること。

2011年のワールドカップにも出場した現役バリバリの南アフリカ代表選手とあって

彼を取り囲むファンがとっても多かったんです。


少し猫背ぎみになりながら、一人一人に丁寧にサインをする姿も印象的でしたが

ファンとの写真撮影に応じる際、J・フーリーはファンと顔の位置が同じ高さになるように

必ず膝を曲げ、腰をかがめていたんです。

かなりキープ時間の長いスクワットを笑顔で数十回(もしかしたら百回超?)していたってことですよね。

スタメンで試合に出て体は疲れているはずなのに、ですよ。

後にプリントアウトして、サインを入れてもらったツーショット写真もこの通り。


J・フーリーは身長190cm、私は160cm。

こんな風に写真を撮ってくれる選手を見たのは、後にも先にも彼一人だけです。

私見ですが、南アフリカ出身の選手ってものすごく紳士的で、

特に女性やちびっこ達に優しいと思うんですよ。

でも、テレビやスタジアムでプレーする姿しか見たことがなかった頃は

かなりワイルドというか強面系、野獣系の顔立ちに

「激」とか「荒」、「暴」といった漢字が合いそうなプレースタイルの選手が多い気がして

「性格も怖そう…」みたいな印象だったんです。

そんな印象を見事に完全に裏切ってくれたのがJ・フーリーで。

(思えば、初めてファンサービスしてもらった南アフリカ出身の選手は彼でした。) 

ファンが近づいていくと、向こうから先に大きな声で「コンニチワ!」と言ってくれたり。
 
その後、次から次へと来日した南アフリカ出身の選手が

見た目が怖そうなほど(スイマセン…)、実はとっても優しかったりしたんですよね。 




そういえば、今シーズン、某家電メーカー系チームの選手が

試合中に大きなジェスチャーで必死にTMOをレフリーに懇願した姿が話題になったと思うんですけど

もうその何年も前から、J・フーリーは試合中に「TMO!」って

大袈裟なくらいのジェスチャーと大きな声でよくレフリーにアピールしてましたよね。

明日は別の試合会場に行く予定なので、

J・フーリーのプレーを目の前で見ることはできません。

もう一回見たかったな、ムキムキの上半身に長くて細くてまっすぐなカモシカのような脚、

そして「TMO!」のジェスチャー。。。





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