2011年1月20日木曜日

RWCのいんちきウェブサイト。

以前に、ダフ屋にひっかかったことを書いたことがありますが(これ)、今年のラグビーワールドカップのニセモノウェブサイトの被害者がでているそうです。

Fake RWC site leaves Irish fan ticketless

(nzherald.co.nz, 1月20日付)

30歳の愛蘭人の男性が、友人3人分も含めて、愛蘭の予選の4試合分と準々決勝2試合のチケットをニセモノサイトで購入(というか、本人は「抽選に応募しただけのつもりで、課金されないと思っていた」そうですが、入力途中でクレジットカードの情報を入力してしまっていました)、クレジットカード会社からの利用明細を見て、オフィシャルサイトで販売されている値段よりもかなり割高な金額が引き落とされていることに気がついたそうです。チャージされていたのは3,600ユーロ(6,243新西蘭ドル、約38万円)ですが、これを正規金額で購入したとすれば4,100新西蘭ドル(約25万円)だったので、1.5倍の値段だったことになります。

この決済はカード会社により無効となりそうですが、返金されるのはまだまだ先の話で(9月までホントにチケットが来ないことが確認できてから)、かつチケットもこのニセモノサイトからは手に入る可能性はなく、この男性は、オフィシャルサイトから再度チケットを購入しなければならないのだとか。

このニセモノサイトは worldcup2011.com というサイトで、一見するとすごく本物っぽいです。日の丸マークがあったので、もしかして日本語表示されるのかと思いましたが、英語でした。

なんと、nzhelardの参照記事のページにも、このニセモノサイト、広告として表示されてきました。




ラグビーワールドカップのチケットが買えるのは、オフィシャルサイトのrugbyworldcup.comだけです。(あとは、Rugby World Cup Ltdが公認している各国の旅行代理店が販売しているチケットと宿泊のパック等)

ちなみに、昨年の南アフリカのサッカーのワールドカップでは、こういったニセモノサイトによるチケットの被害総額が120万ドルに上ったそうです。

今やインターネットで買えないものなんて無いんじゃないかと思いますし、クレジットカードさえあればなんでも用が足せてしまうので本当に便利ですが、こういった事件も起こりやすいわけで、ホントに腹立たしい出来事です。

まーこ。は、昔、某旅行会社が潰れ、代金を支払ったのに航空券が手元に届かず、再度買い直したことがあります。(計画的に倒産直前に航空券等をたたき売りして、その代金を持ち逃げしたらしい。) その時は、インターネットのサイトからその旅行会社に電話をし、航空券を予約、支払いは現金振込のみと言われて、申込書等をメールでやりとりし、銀行振込の手続きをしました。しかし、数日たっても連絡がなく、旅行会社に何度電話をしてもつながらない。不信に思いインターネットで検索したところ、どうもその旅行会社が計画的に倒産を企てて、たくさんの被害者が出ていることを知りました。(そして私もその被害者の一人となってしまいました。)

そ の時は、旅行代金ももちろん大事でしたが、どうしても飛行機に乗らなければならない事情があり、チケットの航空会社への予約は有効なことがわかり、 再度代金を払い直すことにより予定通りの飛行機に乗ることができました。でもその時の精神的なショックはとても大きかったです。旅行会社は供託金を協会に預託してお り、倒産時には、その供託金が被害者に分配されますが、その被害者の数や被害金額の合計が多ければ多いほど一人当たりの分配金は少なくなるわけで、支払っ た金額のほんの数十分の一程度の金額しか手元に戻ってこないのが通例のようです。(アタシの時も、確か10万円近い金額を払って、5,000円に満たない金額が支払われた気がします。)

それ以来、航空券は航空会社のウェブサイトから直接購入するか、大手等その存在が確実であることが確認できる旅行会社からのみ購入するようにしています。

ホントに、騙されることのないように気をつけましょうね。





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