2011年5月28日土曜日

「もしも3ヵ月の休暇をもらえるとしたら」 By Dan様。

今週はちょっと多忙で、通常よりも2時間以上早く起きなければならない日があったりして、やっと週末がきたという感じです。今日はお天気が雨ということもあり、昼間はジムに行ったり部屋の片づけをしようと思っていたんですが、寝坊&昼寝で気がつけば夜になっていました。トホホ。

先週、NZRU(New Zealand Rugby Union)と2015年まで契約を更新したDan様ですけど、この↓インタビューの質問で「もしも3ヵ月の休暇がもらえて、なんでも好きなことができるとしたら何をしますか?」というものがありました。


自分の職業(=プロラグビー選手としてCrusadersやAll Blacksでプレーすること)に対する愛着度や満足度としては、10点満点中9.5~10点満点だそうです。子供のころからの夢が叶い、そして国を代表するポジションにまで上りつめたということについてとても満足しているとのこと。しかし、同時に常に世間から注目を浴び、その期待にこたえ続けなければいけない環境に置かれていることから、もし3ヵ月の休暇がもらえるとしたら、世間の喧騒から離れた小さなリゾートアイランドに行き、気心の知れた友人達や家族とのんびりとリラックスしたいそうです。

今回、Dan様やりっちー。のNZRUとの契約内容には、長期休暇を取得できる等の特例条件が入っているそうですけど、今年のワールドカップ終了後などにタイミングを見計らってリフレッシュ休暇を取るんじゃないかと思いますし、必要なことではないかと思います。

日本でも「ワーク・ライフ・バランス(Work-Life Balance)」という言葉が使われるようになっていますが、どれだけ浸透しているんでしょうね。内閣府によるホームページもあるんですよね。

まーこ。は、恒常的に労働時間が長い(=残業が多い)と言われる業界に長く身を置いています。昔は、一ヶ月の残業時間が150時間や200時間という人が珍しくなかったそうです。(管理職以外は残業代が100%支給だったので、残業代が基本給の2倍やそれ以上だった、ということもあったらしい。) ここ数年は、勤務時間の厳格なシステム管理(オフィスビルの入退館時間のチェックやパソコンやメールボックスのログイン・ログオフ時間のチェック等)により、そのようなハチャメチャな勤務ができないようにしている会社が増えています。

でも、これに反し、未だに「モーレツ社員」的な仕事の仕方が求められる会社もたくさんあります。実は、外資系の会社の方が多かったりします。これまで、何度か転職を経験し、日系企業も外資系企業も経験してきましたが、外資系企業は年俸制で残業代が出ない分、勤務時間のシステム管理等の制度がない場合がほとんどです。(業界の友人・知人に聞いても同じ答え)

さらには、欧羅巴や北米など、かなりの時差のある本社や関連部門との電話会議やビデオ会議が頻繁にあったりもします。その場合、先方の時間が優先されがちなので、日本時間の朝7時から、夜11時から、なんてことになることが多いです。一口に「外資系」と言っても、会社や部署の体質として常にオフィスで長時間労働するのが当たり前のようになっているところもあれば、午後7時にはもう誰もオフィスにいない、というところもあります。また、定時で皆退社はするものの、自宅で夕食をとり、そしてその後再び各自が自宅で深夜まで仕事 をするスタイルが企業カルチャーとして定着しているところもあります。

アタシは、過去に過労が原因で体調を崩したことが何度かあり(その度合いや症状は様々でしたが)、最近は、この「ワーク・ライフ・バランス」について考えることが多いです。言い換えれば「Work to Live, or Live to Work?」ですね。「 生活のための仕事か、仕事のための生活か」ですが、もっと極端に言えば「生活手段(=お給料等)を得るために働くのか、仕事のために命を削るか」かなと思います。

どう見ても「Live to work(プライベートな時間や趣味などを一切もたず、まるで働くために生きているような人)」だなと思えるような人が、実はガイジンにも結構いたりするんです。どう考えても、24時間365日メールチェック、資料作り、仕事の電話等をしているとしか思えないような人たちが。。。

スポーツ選手は、アタシのような一般人とは、その生活スタイルや求められる能力は大きく異なるのでしょうけど、一日でも長くその活躍を見ることができるよう頑張ってほしいなと思います。

ちなみに、「あなたにとっての"美(人)"の定義は?」という質問に対し、「形やサイズ、色といった外見うんぬんよりも、明るく健康的で、自分に自信を持っている(人)」だそうです。

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3 件のコメント:

torige さんのコメント...

おはようございます。
私も仕事より大切な事があるわけない!と少し前まで思っていましたが、そんなことないですね(笑)
ここ最近(震災以降)考えが変わってきました。
たまに休んで好きな事をするのはリフレッシュになりますし。
金曜に休みを取ってまた南相馬に行ってきました。今の私には明日からの中国よりも東北の方が重要です。あまりいいことではないですが…。
私にとっての美の定義…聞いてませんね(笑)

さて荷物をまとめますか~~~。

torige さんのコメント...

おはようございます。
仕事より大切な事ってありますよね~。
私も以前は仕事より優先することなんてあるわけないと思っていましたが、最近は変わってきましたね。
金曜も休みを取って南相馬に行ってきました。
明日からの中国よりも東北の方が重要なんです。なかなか難しいですけどね。
私にとっての"美(人)"の定義はですね…聞いてないですね(笑)
さて荷物をまとめますか~。

まーこ。 さんのコメント...

torigeさん、明日から中国ですか?
気をつけて行ってきてくださいね。
仕事のやりがいやお給料、拘束時間(=残業時間)など、考えさせられる要素はたくさんありますね。さらには家族構成(配偶者の有無、子供の有無等)で優先順位も変わりますよね。