Danny Cipriani、鬱病を告白。

以前にJKことJohn Kirwanの最新書と彼の鬱病のことについて触れたことがありますが（これ）、Super Rugbyの新チーム、Melbourne Rebelsでプレーする元英蘭代表のDanny Ciprianiも鬱病にかかり、その治療を続けながらも英蘭代表としてプレーしていたことをマスコミの取材で明らかにしたようです。

Cipriani conquers the black dog

(Rugby Heaven 1月21日付)

初めて英蘭代表に選出された18歳の時からずっとカウンセリング治療を受けていたのだとか。

そして、昨年は、プレーやプライベートまでに及ぶ噂や憶測が常に付きまとう生活から離れるため真剣にラグビーを辞めることまで考えいたそうです。 

モデル兼タレントのKelly Brookとの交際をはじめ、華やかなプライベートを楽しんでいるプレイボーイのイメージがあったのですが、実際にはその全く逆の状況だったんですね。

今ではすっかり体調も良くなり、鬱病を克服、そのことも彼を北半球の英蘭から遠く離れた濠太剌利に移る決断を後押したようです。

 

''I don't have any regrets about what's happened in the past because everyone learns from their mistakes … and then you move on."　

''I've had a good career and instead of wasting time looking back to what might have been in my life I'm looking forward."

''Hopefully in five years I will be playing for England and doing my best for my country - that's my dream and that's what I'm working towards. If I end up getting married and having children it would more likely be back in England rather than out here but who knows?''

 (上記のRugby Heavenの記事より引用)

「過去に起きたことを後悔なんてしていない。だって誰でも失敗から学び、そして前へ進んでいくのだから。 これまでいいキャリアを積んでこれたし、過去を振り向いて時間を無駄にするのではなく、僕は将来に目を向けていくよ。」
                
「できれば、今後5年間のうちに英蘭代表になり、自分の国のために全力を尽くしたい。これが今の僕の夢で頑張っていること。もし結婚して父親になったら、おそらく濠太剌利での生活を続けるよりも英蘭に戻るだろうけど、そんなの誰にもわからないよね。」

なんだかとても共感できるコメントで、応援したい気持ちになりました。

まだDanny Ciprianiは23歳、日本人に当てはめたら、大学を卒業したばかりや高校を卒業して5年、まだまだ一社会人としては未熟な面がたくさんあったとしても不思議ではない年齢だと思います。もし、自分が大学生の頃に何らかの（周りには打ち明けづらい）病気と闘いながら、常に正常を振る舞いつつ日常生活を続けていけるようなことができたかと自分に当てはめて考えてみると、とても私には無理。自分が大学生の時なんて、サークルの誰と誰が付き合ってるとか別れたなんて噂話はしょっちゅうでしたし（っていうか飲みに行けばそんな話題しか話しませんでしたし）、常に遊ぶことや楽しいことばかり考えていた時期でした。

Danny Cipriani、エライなぁ。

今週は、まーこ。は仕事がトラブル続きで、自分の力ではどうにもならないことに対して毎日怒鳴られ続け、かなり凹んでいました。(誕生日も、一人ぽつんとオフィスでトラブル対応のために残業するハメになりました。)

でも、このニュース記事を読んだら、また明日から頑張ろうと気持ちが沸々とわきあがってきました。

明日は明日の風が吹くさ～。